無色の声帯 歌詞 Ivy to Fraudulent Game ふりがな付

水面下すいめんか 群むれをなして 肥大ひだいした
弧こを描えがいて 泳およいでいる 凡人ぼんじんさ
誤解ごかいを恐おそれて
号外ごうがいを求もとめて
また捨すてられる餌えさを待まっている

退色たいしょくが加速かそくしていく絵えの中なか
紫煙しえん食くらって黄きばんでいくマリアナ
光彩こうさいを求もとめて
後悔こうかいを重かさねて
救すくいようのない僕ぼくを映うつし出だしてるのか

名前なまえのない声こえで
色いろを持もたぬままで
擬態ぎたいを示しめしていく
翳かげりの中なかでまだ僕ぼくは泳およいでいる
誓ちかいは果はてたのに

空白くうはくに埋うまっていく感覚かんかくさ
昨夜さくやの低気圧ていきあつの名残なごりが
退屈たいくつを招まねいて
罪悪ざいあくを嘆なげいて
掴つかみようのない憂うれい零こぼして汚よごすカーペット

別べつに大たいした価値かちはない
故ゆえに大たいした痛いたみもない
塞ふさぎようのない憂うれい零こぼして揺ゆらぐ夢ゆめ

名前なまえのない声こえで
色いろを持もたぬままで
擬態ぎたいを示しめしていく
翳かげりの中なかでまだ僕ぼくは泳およいでいる
誓ちかいは果はてたのに

名前なまえのない声こえで
光ひかりのない場所ばしょで
いつまで泳およぐの
誓ちかいは果はてたのに