アークエンジェル 歌詞 綾野ましろ ふりがな付

透明とうめいな涙なみだが 今夜こんや
街まちの何処どこかで落おちる
銀色ぎんいろの雨粒あまつぶが
その居場所いばしょを閉とざす

ひとと ひとの あいだには
どうして 愛あいが 嘆なげきが舞まう
違ちがう誰だれかの幸しあわせ 願ねがうのに
でも報むくわれぬ過去きのうを 抱だく

「傷きずつくため 生うまれてきた
…訳わけじゃない」その言葉ことばを まだ
「傷きずつけるため 今日きょうを生いきる
…じゃない」その言葉ことばを 信しんじて 痛いたい

弱よわさと醜みにくさを飾かざり隠かくす この街まちで

子供こどもたちの笑顔えがお
あの頃ころ まだ 無垢むくに揺ゆれてた
大人おとなへの階段かいだんを
昇のぼり 較くらべ合あった

ひとと ひとの あいだには
どうして 風かぜが 迷まよいが吹ふく
真心こころ 輪郭かたち その全すべて 違ちがっていい
たったひとつの 命いのちがあなた

「愛あいするため 生うまれてきた」
溢あふれだす その言葉ことばを ただ
「愛あいされるため 想おもい繋つなぐ」
きっと その言葉ことばを 信しんじていたい

弱よわさに 瞳めを背そむけず
寄より添そい 受うけ入いれ 許ゆるして
やがて とても小ちいさな でも もう消きえない
ひかりの花はなを 凛りんと咲さかせる日ひが来くるはず

「愛あいするため 生うまれてきた」
溢あふれだす その言葉ことばを ただ
「愛あいされるため 想おもい繋つなぐ」
きっと その言葉ことばを 信しんじて生いきて

ひとは弱よわい だから 強つよくなると願ねがえるの
「弱よわさが あなたの はじまり」