お祭まつりの終おわり 夜よるは更ふけて
嘆なげきの森もりへ 振ふり返かえらず
この運命うんめい、この糸いとを 誰だれに繋つないだのだろうか
縫ぬい留とめて初はじめて気付きづいた縁えん
子供こどもたち お聴ききなさい 脈々みゃくみゃくと流ながるる
重かさねて染そめ上あげた 罪つみの子守歌こもりうた
人ひとの子こには この罰ばつを背負せおわせなくていい
許ゆるされた六ろく月がつ 君きみも、とおりゃんせ…
お祭まつりの帰かえり ボクの隣となり
指切ゆびきりしたら 戻もどれないの
今宵こよいの音おと 谺こだまする 誰だれの悲鳴ひめいなのだろうか
泥濘でいねいを這はい出でて 手ての鳴なる方ほうへ
子供こどもたち 謡うたいなさい 脈々みゃくみゃくと流ながるる
重かさねて染そめ上あげた 罪つみの子守歌こもりうた
人ひとの子こには この罰ばつを背負せおわせたくはない
許ゆるされた六ろく月がつ 君きみも、とおりゃんせ…
この村むらに伝つたわる物語ものがたり 人ひとと鬼おにたちの悲かなしい定さだめ
「幾度いくど 血ちヲ流ながすノか?」
「共ともニ 生いキられルか?」
問とい掛かけるハ オヤシロサマ……
もう一度いちど 歌うたいましょう 脈々みゃくみゃくと流ながるる
彩いろどり結ゆい上あげた ボクの子守歌こもりうた
人ひとの子こらよ この罪つみを許ゆるさなくてもいい
何度目なんどめの六ろく月がつ? みんな、とおりゃんせ…
おo祭matsuりのrino終oわりwari 夜yoruはha更fuけてkete
嘆nageきのkino森moriへhe 振fuりri返kaeらずrazu
このkono運命unmei、このkono糸itoをwo 誰dareにni繋tsunaいだのだろうかidanodarouka
縫nuいi留toめてmete初hajiめてmete気付kiduいたita縁en
子供kodomoたちtachi おo聴kiきなさいkinasai 脈々myakumyakuとto流nagaるるruru
重kasaねてnete染soめme上aげたgeta 罪tsumiのno子守歌komoriuta
人hitoのno子koにはniha このkono罰batsuをwo背負seoわせなくていいwasenakuteii
許yuruされたsareta六roku月gatsu 君kimiもmo、とおりゃんせtooryanse…
おo祭matsuりのrino帰kaeりri ボクbokuのno隣tonari
指切yubikiりしたらrishitara 戻modoれないのrenaino
今宵koyoiのno音oto 谺kodamaするsuru 誰dareのno悲鳴himeiなのだろうかnanodarouka
泥濘deineiをwo這haいi出deてte 手teのno鳴naるru方houへhe
子供kodomoたちtachi 謡utaいなさいinasai 脈々myakumyakuとto流nagaるるruru
重kasaねてnete染soめme上aげたgeta 罪tsumiのno子守歌komoriuta
人hitoのno子koにはniha このkono罰batsuをwo背負seoわせたくはないwasetakuhanai
許yuruされたsareta六roku月gatsu 君kimiもmo、とおりゃんせtooryanse…
このkono村muraにni伝tsutaわるwaru物語monogatari 人hitoとto鬼oniたちのtachino悲kanaしいshii定sadaめme
「幾度ikudo 血chiヲwo流nagaすsuノnoかka?」
「共tomoニni 生iキkiられrareルruかka?」
問toいi掛kaけるkeruハha オヤシロサマoyashirosama……
もうmou一度ichido 歌utaいましょうimasyou 脈々myakumyakuとto流nagaるるruru
彩irodoりri結yuいi上aげたgeta ボクbokuのno子守歌komoriuta
人hitoのno子koらよrayo このkono罪tsumiをwo許yuruさなくてもいいsanakutemoii
何度目nandomeのno六roku月gatsu? みんなminna、とおりゃんせtooryanse…