完璧な一日 歌詞 あるぱちかぶと ふりがな付

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完璧な一日 歌詞

あるぱちかぶと

2010.2.3 リリース
作詞
あるぱちかぶと
作曲
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あたま上柔うえやわらかいボンボン時計とけいきでひざいてねむっていた
温水おんすいプールのせんかれ大洪水だいこうずいぼくおそった突然とつぜん永久追放えいきゅうついほう

このからみつけたロープはちょんられて
いくつものスポットライトがぼくにらみつける

あたらしい世界せかいはとてもとてもさむ
勇気ゆうきしてはじめての空気くうき

あごとほっぺのおひげきずにジリジリらして新聞読しんぶんよんでるおとうさん
ぼくおとうとパジャマをたたんで「よ~い」でストーブまでかけっこ
祖父母そふぼのおうちの「コケコッコー!」より元気げんきかあさんころがすウィンナー
がしたトースト「ふ~ふ~」しながらココアをずるずるすする
ガラガラぺーして黄色きいろ帽子ぼうしぐせをおさえて「ってきます!」
さあからったかばん回覧板かいらんばんドングリのヤジロベエ小指こゆびっけて
パイナツプルで階段下かいだんおりたら団地だんち広場ひろば
「おはよう」

横切よこぎ茶畑ちゃばたけサクサクしもふみ蒲田かまた商店金柑工場過しょうてんきんかんこうじょうすぎれば大名行列だいみょうぎょうれつできてる烏坂からすざか

おおきなジャングルジムを横目よこめ教室入きょうしつはいって起立礼着席きりつれいちゃくせきジングルベル
筆箱取出ふでばことりだしノートをひろげて国語こくご算数理さんすうりしゃしゃ
先生せんせい内緒ないしょでもくもくふくらむ空想くうそう天井てんじょう充満じゅうまん
わるがきだらけ落書らくがきだらけのつくえ画用紙広がようしひろげて
プカプカおふねかんだみなとうすめの赤青黄色あかあおきいろった
両手りょうてをポッケに廊下ろうかあるいてあのとこの
どうとかひそひそ女子じょし内緒話取ないしょばなしとりいしてらし
赤本あかぼんせておどにたまる弁当べんとうをひらき第一だいいちボタンをはずして
ひんやりつめたい地面じめんにゆっくりとよこたえた

人目ひとめをはばかりをなくしたためいき馬鹿ばかしろくて
可笑おかしくたかぶる意識いしきつめたいみみたぶちぐはぐは多分僕たぶんぼくそのもの
キャンパスのすみもれる孤独こどくつけていならすはいとしては
排気はいきガスのようなけむりはいからいた

くすぶるやるはびこる怠惰たいだすこぶる芥川的不安あくたがわてきふあんられるこっそりかくれて
春樹はるき耽溺たんできできたデカダンてか稚気ちきドキドキしながらあのさそって
でんられかたむをを苔生こけむ階段昇かいだんのぼればいつもの堂々巡どうどうめぐり(はぁ~)
本当ほんとうってるぼくらの秘密ひみつきっと禁断きんだん横恋慕よこれんぼ
でもなぜだかおにさんこちらとわらってさそ危険きけんなかくれんぼ
ぼくこいしたあなたはきっと月世界人知げっせかいじんしらないほしらないくにからやってきて

こんなにそば今座いますわってるんだきみにかかれば風光明媚ふうこうめいび
ぼくはとえば明眸皓歯めいぼうこうし
最後さいご瞬間しゅんかんまでかさなり
ふたつの影法師かげぼうし

たとえ世界せかいこばまれてもかまわないから
きみあいされたい
右肩みぎかたつたわるぬくもりのぬし人生じんせい約束やくそくがしたい
こころつぶや
いつわりはないし
いつまでもいまぼくらのあいだげるくらい
ふかけておきたかったんだ

業突ごうつりな自分じぶんかくしてエントリーシート提出ていしゅつひたすら

いつくばりやすまずにすすだれかのカントリーロード
会社かいしゃもどって会議かいぎ内容上司ないようじょうし報告ほうこくほっと一息ひといき

メールを返信空咳へんしんからせきひとせきからってホットコーヒー片手かたてあけれられた
企画書きかくしょ詳細しょうさいにざっととお週明しゅうあけのりまでおそおそ指折ゆびおかぞえると
眉間みけんにしわせメガネをかたむ眼球押がんきゅうおしつけぼやけたイメージ
焦点しょうてんあわせる目肩腰めかたこしのしかかるつかれもいつか

クレヨンでいた最初さいしょ似顔絵娘にがおえむすめ手書てがきのかたたたきけん
背中せなか一本真いっぽんま支柱しちゅうえる朝顔あさがおはち

海外赴任かいがいふにん任期にんきえて帰国きこくした仲間なかましばはなし同期どうきのあいつは何処どこだっけかなあ」「むかしくらべてせたなしかし」
給与明細源泉徴収確定申告年末調整きゅうよめいさいげんせんちょうしゅうかくていしんこくねんまつちょうせい
すべてをかばんに明日あす西口玄関にしぐちげんかん

京浜急行北口改札優先席付近突けいひんきゅうこうきたぐちかいさつゆうせんせきふきんとつってまるとびら
びれをなおしてビラ広告こうこくけながらガラガラ
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わら彼女かのじょかたたれてさてとそろそろお愛想あいそ

一段いちだんむコートの襟立えりだ千鳥足重ちどりあしおもたいまぶた深々座ふかぶかすわったタクシーに
一人街ひとりまちのネオンにうつ白髪しらが

足音立あしおとたてずに玄関げんかんけてネクタイをはず皺数しわかずえた師走しわす女房にょうぼうかたむける急須湯きゅうすゆのみに茶柱ちゃばしらたちニッコリ
きのお風呂ふろゆずのかぶよごれをとしてザブンとからす行水ぎょうずい
からだしんまであたた炬燵こたつわき座布団ざぶとん
いたんだいた間軋あいだきしませきつくひまもないほど平蜘蛛ひらくものごとくたがいにささえていとなみし日々ひび
いまとなっては無言むごん十分言葉じゅうぶんことばにしえないそのなにかこそ

ゴホンとせきかがんでゴロンところんだ昏々こんこんいきしずかにされる姿すがたさかさに闇夜やみよにうつろまどこう

ウトウト微睡まどろ少年しょうねん途方とほうれて戸惑とまどいをまとうかりにすべてを綺麗きれいさっぱり否定ひていしたとして
そのあといったいなにのこるのかきみ漠然ばくぜんおびえているが大丈夫だいじょうぶ
ものるべくしてるし
ぎゃくもまたしかくさらず矛盾むじゅんえて
偶然ぐうぜんあいせたなら
きっと必然ひつぜんあいされるさ

はかな長旅ながたび 片道切符かたみちきっぷ 日暮ひぐれて道遠みちとおしの人生じんせいしず七度ななたびくたびれきってもきみこころからかえりたい場所ばしょがあったとすれば

それを「幸福こうふく」とべばいとても素敵すてきなことだ
直線ちょくせんよりもまんまるいそのえん永遠えいえんれば
かたわらでは気付きづくとわたしのひらをみなあたたかい温度おんどでぐっとにぎっていて

除夜じょやかね徐々じょじょとおくなり
わたし一足先ひとあしさき大好だいすきなはるとう
かつてれたにお形色かたちいろおと味全あじすべてに
がとう」とちいさく最後さいごいきいた

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