「凛憧-りんどう-」の歌詞 さだまさし

1988/7/25 リリース
作詞
さだまさし
作曲
さだまさし
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ちちとも城跡しろあとからおろす
夕焼ゆうやけがきだった
いきらす かたかれた
体温ぬくもりはもっときだった

あるちちが いつものまぐれに
ぼくきしめたりしたが
そのままじっと こえてず
しずかにいたことがあった

その朧気おぼろげ記憶きおくがいつか
おもさをすと るはずもなく
おさなぼくなにずかしく
がけふちいた

薄紫うすむらさきはなを じっとみつめていた
早咲はやざきのりんどうと
それは あとで った

ぼくちちなみだたのは
その一度いちどきりだった
祖母そぼおくともおく
そのときにもなみだせなかった

あれほど可愛かわいがったいもうと
とつぐとめた
ただおだやかな ちち姿すがた
ぼくはふと あのおもした

ちちといえど おとこといえど
ときのはざまに ちるときがある
いまとなれば わかることがあり
そっとむねが つまる

花嫁はなよめちちいま すこれた背中せなか
むすめから花束はなたばおくられているところ

薄紫うすむらさきはなが じっとつめていた
遅咲おそざきのりんどうと
それは すぐに わかった