「広島の空」の歌詞 さだまさし

1993/10/25 リリース
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そのあさると ぼくはまずカーテンをひら
すでけつくような陽射ひざしを 部屋へやむかえる
みなとふね手前てまえ横切よこぎ路面ろめん電車でんしゃ
稲佐いなさやまこうの入道雲にゅうどうぐもけるような青空あおぞら

In August nine 1945 このまちきたあの
叔母おばりる悪魔あくま姿すがたていた
気付きづいたときえんうみひとりさまよいなが
やはりかえったら 稲佐いなさやまえた

もううらんでいないと彼女かのじょった
武器ぶきだけをにくんでも仕方しかたがないと
むしろ悪魔あくま自分じぶん
こころをうらむべきだから どうか
くりかえさないで くりかえさないで
広島ひろしまそらかって うたおうと
めたのは そのときだった

今年ことしのそのあさぼくはまずカーテンをひら
コーヒーカップ片手かたてれたそら見上みあなが
観光客かんこうきゃくじって おな傷口きずぐちをみつめた
あののヒロシマのあおあおそらおもしていた

In August six 1945 あのまちきたその
かれ仲間なかまたちとせみいかけていた
ふいに裏山うらやまこうが ひかったかとおもうと
すぐに生温なまあたたかいかぜかれいかけてきた

せみつづけていたとかれった
あんなせみはまだつづけていたと
みじか生命せいめい しむように
しむようにつづけていたと どうか
くりかえさないで くりかえさないで
広島ひろしまそらかって うたってる
広島ひろしまそられているだろうか
くりかえさないで くりかえさないで
広島ひろしまそらかって うたってる
広島ひろしまそられているだろうか