服ふくを着替きがえて どこへ行ゆこう
引ひき出だしにしまった鍵かぎをつかんで
汗あせばむ手てを なくさぬよう
握にぎり締しめていた
切きり裂さいても 見みえないんだよ
導みちびいてくれ 無能むのうの人ひと
振ふり返かえれば 暗くらがりで
いつかの声こえがして 気きが散ちって
朝あさが揺ゆらいでる 東ひがしの空そら
少すこし動うごけなくなった
息いきを切きらして 東ひがしの空そら
途切とぎれぬよう瞬まばたきこらえた
塗ぬりつぶしても 消きえないんだよ
知恵貸ちえかしてくれ 無能むのうの人ひと
振ふり返かえれば すぐそこに
いつかの僕ぼくがいて
子守唄こもりうたをずっと 耳みみの奥おくへずっと
何度鍵なんどかぎをはずしても
気付きづけば また足枷あしかせを
振ふり払はらうように 光ひかりへむけずっと...
振ふり撒まいても 増ふえないんだよ
花開はなひらけ ひとつでも
繰くり出だす手ては 泥どろまみれで
腐敗匂ふはいにおわして
切きり裂さいても 見みえないんだよ
導みちびいてくれ 無能むのうの人ひと
君きみの脳のうを 見みせておくれ
今いま 開あけに行ゆくから
無能むのうの人ひと
服fukuをwo着替kigaえてete どこへdokohe行yuこうkou
引hiきki出daしにしまったshinishimatta鍵kagiをつかんでwotsukande
汗aseばむbamu手teをwo なくさぬようnakusanuyou
握nigiりri締shiめていたmeteita
切kiりri裂saいてもitemo 見miえないんだよenaindayo
導michibiいてくれitekure 無能munouのno人hito
振fuりri返kaeればreba 暗kuraがりでgaride
いつかのitsukano声koeがしてgashite 気kiがga散chiってtte
朝asaがga揺yuらいでるraideru 東higashiのno空sora
少sukoしshi動ugoけなくなったkenakunatta
息ikiをwo切kiらしてrashite 東higashiのno空sora
途切togiれぬようrenuyou瞬mabataきこらえたkikoraeta
塗nuりつぶしてもritsubushitemo 消kiえないんだよenaindayo
知恵貸chiekaしてくれshitekure 無能munouのno人hito
振fuりri返kaeればreba すぐそこにsugusokoni
いつかのitsukano僕bokuがいてgaite
子守唄komoriutaをずっとwozutto 耳mimiのno奥okuへずっとhezutto
何度鍵nandokagiをはずしてもwohazushitemo
気付kiduけばkeba またmata足枷ashikaseをwo
振fuりri払haraうようにuyouni 光hikariへむけずっとhemukezutto...
振fuりri撒maいてもitemo 増fuえないんだよenaindayo
花開hanahiraけke ひとつでもhitotsudemo
繰kuりri出daすsu手teはha 泥doroまみれでmamirede
腐敗匂fuhainioわしてwashite
切kiりri裂saいてもitemo 見miえないんだよenaindayo
導michibiいてくれitekure 無能munouのno人hito
君kimiのno脳nouをwo 見miせておくれseteokure
今ima 開aけにkeni行yuくからkukara
無能munouのno人hito