1. 高円寺歌詞

「高円寺」の歌詞 中島卓偉

2013/10/2 リリース
作詞
中島卓偉
作曲
中島卓偉
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ゴミばこをひっくりかえしたような部屋へや
ブリーチしぎたかみわらいながら
俺達おれたちはパンのみみかじり シャビシャビの牛乳ぎゅうにゅうなが
かべったアイツらみたいになろうぜってちかった
「ヨーロピアンパパ」でったレコード それぞれって
ときわすれるまでいた
大和町やまとちょう郵便局ゆうびんきょくまえ横断おうだん歩道ほどう俺達おれたちのアビーロードだとった

誰一人だれひとり東京とうきょう人間にんげんなんていなかった
たがなおらない方言ほうげんをからかいながら
「コーラル」でんだバナナジュース
ななもり」のにがいブレンドコーヒー
たった一杯いっぱいねばりながら大人おとなびたふりしてた
古着屋ふるぎや店員てんいんはまるでヒッピー いつもペイズリーをまとって
みんな「ストーンズからえたおとこ」みたいだった
愛想あいそあくそうにレジで煙草たばこふかしてる姿すがたが ガキのおれには正直しょうじきこわかった
でも とてつもなくかっこよくうつった

高円寺こうえんじえきりることがほこりだった やっと居場所いばしょつけたがした

これが永遠えいえんつづいてゆくと俺達おれたちしんじていた
いつまでも友達ともだちでいれるとおもってた
財布さいふはらからっぽだった ただおおきなゆめだけがあった
のなかった俺達おれたちわせてくれた 高円寺こうえんじ

このまちそと全部ぜんぶデタラメにおもえた このまちおれおれでいることが出来でき
どんなにちのめされても「pal商店街しょうてんがい」をあるけば
いつもだれかしらにえて こころやすらいだ
「むげんどう」のおこうきながら毎晩まいばんゆめかた
過去かこきずけて一緒いっしょいた
たがいのいたかちうことに必死ひっしだった
いつもたくさんの写真しゃしんった いつも気付きづいたらあさになってた

いくつものこいきずり ときはらい それでもぬくもりがこいしかった

真夏まなつ扇風機せんぷうきもない部屋へや何時間なんじかんでもあいった
ヒーターもない部屋へや何時間なんじかんでもきしめった
このまち一生いっしょうらそうってった 結婚けっこんしようよってちかった
者同士ものどうし俺達おれたち孤独こどくかしてくれた 高円寺こうえんじ

改札かいさつなつかしい夕暮ゆうぐなんおれいまここにってるんだろう?
「レスポールばらいって もう実家じっかかえるわ」
そうったあいつを見送みおくったあの
ここでなぐったのが昨日きのうのことのように

きだったみせつぶれるたびに また一人ひとりっていくたび
俺達おれたちはむやみに傷付きずつうようになった
みんなでそろえたものおれ全部ぜんぶてた
ライダース コンバース ラバーソウル ドクターマーチン
落書らくがきだらけの冷蔵庫れいぞうこ写真しゃしんりまくったコルクボードも
これが永遠えいえんつづいてゆくと俺達おれたちしんじていた
いつまでも友達ともだちでいれるとおもってた
くした改札かいさつからえる夕暮ゆうぐれだけがあのころのまま
だまってった俺達おれたちめてくれなかった 高円寺こうえんじ
大人おとなになって俺達おれたちめないでくれた 高円寺こうえんじ