何なにもない時代じだいに生せいを受うけ何なにも考かんがえず僕ぼくは育そだった
裕福ゆうふくでもなければそんな貧まずしくもない一般的いっぱんてきな家いえは一応二階建いちおうにかいだて
さえない僕ぼくは男子校だんしこう
学校がっこうの先生せんせいや親おやはああしろ、こうしろなんて言いうのが口癖くちぐせなんだろうか
いつからか思おもいっきり階段駆かいだんかけ上あがる変へんな癖くせがついて
殺風景さっぷうけいな部屋へやには親おやが付つけたカーテンは花柄はながら
開ひらけば気きまぐれな空そらが広ひろがる二階にかいのベランダ
そして週末しゅうまつになればいつも家いえの前まえを通とおり過すぎる君きみを見降みおろしてた
晴はれが雲くもり後のちに雨あめがふりまた晴はれが来きて天気てんきは笑わらう
色いろんな気分きぶんを覗のぞかせるわがままな空そらだったとしても
呆あきれるほど君きみが好すきで好すきで好すきでたまらなくなる
毎週末必まいしゅうまつかならず来くる窓まどの外そとはもう日曜日にちようび
君きみは僕ぼくに気付きづいていつしか目めが合あう度たびにほほ笑えむ
気持悪きもちわるくて笑わらっているのか興味きょうみを持もっているのかわからなかったが
答こたえは奇跡的きせきてきに後者こうしゃだった
いろんな説明せつめいは省はぶくが、後のちに僕ぼくらは手てをつなぎ合あってたんだ
いつまで経たっても君きみの笑顔えがおが見みれるのなら何事なにごとでも苦くではなく
だってそれはただただ僕ぼくのエゴイズムの一環いっかんでもあってさ
唯一苦ゆいいつくるしそうな顔かおを見みせた時ときは産婦人科さんふじんかのベッドの上うえで
でもその後あとは器用きように泣なきながら何倍なんばいもの笑顔えがおを見みせた
晴はれが墨くもり後のちに雨あめがふりまた晴はれが来きて天気てんきは笑わらう
色いろんな気分き分を覗のぞかせるわがままな空そらだったとしても
呆あきれるほど君きみが好すきで好すきで好すきでたまらなくなる
毎週末必まいしゅうまつかならず来くる窓まどの外そとはもう日曜日にちようび
流ながれ流ながれゆく雲くも 時ときに流ながされて
ベランダにまた小ちいさな燕つばめの巣すが出来できていた
ああしろ、こうしろと言いい育そだてた子供こどもも巣立すだっていき
どっちが先さきに死しねるかなんて遊あそびでカケてたけど
結果けっか、僕ぼくが負まけた
時計とけいとにらめっこしてた日々ひびも懐なつかしいなあ
子供代こどもがわりに君きみと飼かった犬いぬもどうやら僕ぼくと同おなじお爺じいちゃんらしい
こうやってベランダの外そとを見降みおろせばタイムスリップする
学生時代がくせいじだいの君きみと僕ぼくがほほ笑えんで交差こうさする瞬間しゅんかんに
覚おぼえてるかい初はじめて目めが合あった時ときの事ことを
初はじめて会話かいわした時ときの事ことを
僕ぼくは覚おぼえてるまだ昨日きのうの事ことみたいに
人ひとに喜よろこび人ひとに泣なきまた人ひとに喜よろこんで君きみは笑わらう
無邪気むじゃきな表情見ひょうじょうみせる自由気じゆうきままな空そらみたいだったよ
今いまになっても君きみが好すきで好すきで好すきで相あいも変かわらず
後悔こうかいはない地味じみだったけど世界一幸せかいいちしあわせだった
晴はれが曇くもり後のちに雨あめがふりまた晴はれが来きて天気てんきは笑わらう
色いろんな気分きぶんを覗のぞかせるわがままな空そらだったとしても
呆あきれるほど君きみが好すきで好すきで好すきでたまらなくなる
毎週末必まいしゅうまつかならず来くる窓まどの外そとはもう日曜日にちようび
次つぎあったらまた平凡へいぼんな生活せいかつが続つづくだろうけど
いっぱい笑わらわせてあげよう
それが今いまは唯一ゆいいつの楽たのしみなんだ
何naniもないmonai時代jidaiにni生seiをwo受uけke何naniもmo考kangaえずezu僕bokuはha育sodaったtta
裕福yuufukuでもなければそんなdemonakerebasonna貧mazuしくもないshikumonai一般的ippantekiなna家ieはha一応二階建ichiounikaidate
さえないsaenai僕bokuはha男子校danshikou
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いつからかitsukaraka思omoいっきりikkiri階段駆kaidankaけke上aがるgaru変henなna癖kuseがついてgatsuite
殺風景sappuukeiなna部屋heyaにはniha親oyaがga付tsuけたketaカkaーテンtenはha花柄hanagara
開hiraけばkeba気kiまぐれなmagurena空soraがga広hiroがるgaru二階nikaiのnoベランダberanda
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晴haれがrega雲kumoりri後nochiにni雨ameがふりまたgafurimata晴haれがrega来kiてte天気tenkiはha笑waraうu
色iroんなnna気分kibunをwo覗nozoかせるわがままなkaseruwagamamana空soraだったとしてもdattatoshitemo
呆akiれるほどreruhodo君kimiがga好suきでkide好suきでkide好suきでたまらなくなるkidetamaranakunaru
毎週末必maisyuumatsukanaraずzu来kuるru窓madoのno外sotoはもうhamou日曜日nichiyoubi
君kimiはha僕bokuにni気付kiduいていつしかiteitsushika目meがga合aうu度tabiにほほnihoho笑eむmu
気持悪kimochiwaruくてkute笑waraっているのかtteirunoka興味kyoumiをwo持moっているのかわからなかったがtteirunokawakaranakattaga
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だってそれはただただdattesorehatadatada僕bokuのnoエゴイズムegoizumuのno一環ikkanでもあってさdemoattesa
唯一苦yuiitsukuruしそうなshisouna顔kaoをwo見miせたseta時tokiはha産婦人科sanfujinkaのnoベッドbeddoのno上ueでde
でもそのdemosono後atoはha器用kiyouにni泣naきながらkinagara何倍nanbaiものmono笑顔egaoをwo見miせたseta
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ああしろaashiro、こうしろとkoushiroto言iいi育sodaてたteta子供kodomoもmo巣立sudaっていきtteiki
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結果kekka、僕bokuがga負maけたketa
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子供代kodomogaわりにwarini君kimiとto飼kaったtta犬inuもどうやらmodouyara僕bokuとto同onaじおjio爺jiiちゃんらしいchanrashii
こうやってkouyatteベランダberandaのno外sotoをwo見降mioろせばrosebaタイムスリップtaimusurippuするsuru
学生時代gakuseijidaiのno君kimiとto僕bokuがほほgahoho笑eんでnde交差kousaするsuru瞬間syunkanにni
覚oboえてるかいeterukai初hajiめてmete目meがga合aったtta時tokiのno事kotoをwo
初hajiめてmete会話kaiwaしたshita時tokiのno事kotoをwo
僕bokuはha覚oboえてるまだeterumada昨日kinouのno事kotoみたいにmitaini
人hitoにni喜yorokoびbi人hitoにni泣naきまたkimata人hitoにni喜yorokoんでnde君kimiはha笑waraうu
無邪気mujakiなna表情見hyoujoumiせるseru自由気jiyuukiままなmamana空soraみたいだったよmitaidattayo
今imaになってもninattemo君kimiがga好suきでkide好suきでkide好suきでkide相aiもmo変kaわらずwarazu
後悔koukaiはないhanai地味jimiだったけどdattakedo世界一幸sekaiichishiawaせだったsedatta
晴haれがrega曇kumoりri後nochiにni雨ameがふりまたgafurimata晴haれがrega来kiてte天気tenkiはha笑waraうu
色iroんなnna気分kibunをwo覗nozoかせるわがままなkaseruwagamamana空soraだったとしてもdattatoshitemo
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