ひと幕まく芝居しばいの はじめはいつも
たそがれ時間じかんに 幕まくがあく
男おとこは冷さめた 気きのない返事へんじ
女おんなはついて行いくと言いう
小雨こさめの舖道ほどうに 女おんなを残のこし
男おとこはくるりと背中せなかを向むけた
ふた幕まく芝居しばいの 途中とちゅうはいつも
おもいでばかりが 後あとをひく
断たち切きることが 出来できたとしても
女おんなは急きゅうに 変かわれない
いさかいばかりが 続つづいた暮くらし
しあわせだったと 女おんなは思おもう
さん幕まく芝居しばいの 終おわりはいつも
涙なみだのしずくで 閉とじられる
出逢であいと別わかれ いつでも同おなじ
命いのちをけずる ことばかり
男おとこのぬけがら 散ちらばる部屋へやで
スポットライトが 女おんなを照てらす
ひとhito幕maku芝居shibaiのno はじめはいつもhajimehaitsumo
たそがれtasogare時間jikanにni 幕makuがあくgaaku
男otokoはha冷saめたmeta 気kiのないnonai返事henji
女onnaはついてhatsuite行iくとkuto言iうu
小雨kosameのno舖道hodouにni 女onnaをwo残nokoしshi
男otokoはくるりとhakururito背中senakaをwo向muけたketa
ふたfuta幕maku芝居shibaiのno 途中tochuuはいつもhaitsumo
おもいでばかりがomoidebakariga 後atoをひくwohiku
断taちchi切kiることがrukotoga 出来dekiたとしてもtatoshitemo
女onnaはha急kyuuにni 変kaわれないwarenai
いさかいばかりがisakaibakariga 続tsuduいたita暮kuらしrashi
しあわせだったとshiawasedattato 女onnaはha思omoうu
さんsan幕maku芝居shibaiのno 終oわりはいつもwarihaitsumo
涙namidaのしずくでnoshizukude 閉toじられるjirareru
出逢deaいとito別wakaれre いつでもitsudemo同onaじji
命inochiをけずるwokezuru ことばかりkotobakari
男otokoのぬけがらnonukegara 散chiらばるrabaru部屋heyaでde
スポットライトsupottoraitoがga 女onnaをwo照teらすrasu