生うまれた故郷こきょうも おふくろの名なも
忘わすれたふりすりゃ カモメが騒さわぐ
港みなとの数かずだけ 修羅場しゅらばをくぐり
命拾いのちひろって 流ながれて来きたが…
ここから先さきはオホーツク
宗谷岬そうやみさきの観音様かんのんさまよ
おどまぼんぎり 歌うたって詫わびりゃ
不知火しらぬい育そだちのきまぐれを
許ゆるしてくれるかい 許ゆるしてくれるかい
おどまぼんぎりぼんぎり
盆ぼんからさきゃおらんど
盆ぼんがはよ来くりゃはよ戻もどる
一升酒いっしょうざけに 酔よいつぶれても
一人ひとりで眠ねむれば夢見ゆめみが悪わるい
あの娘このかわりに 流氷りゅうひょう 抱だいて
凍こごえ死しんだら 名無ななしの仏ほとけ…
男おとこを泣なかすオホーツク
宗谷岬そうやみさきの観音様かんのんさまよ
ケンカ太鼓だいこを たたいてやろか
若わかくもなければ強つよがりも
寂さびしいもんだね 寂さびしいもんだね
春はるまだ遠とおいオホーツク
宗谷岬そうやみさきの観音様かんのんさまよ
金かねも欲ほしいが 色気いろけも欲ほしい
やさぐれ男おとこの欲張よくばりを
笑わらってくれるかい 笑わらってくれるかい
花はなは何なにの花はな つんつん椿つばき
惚ほれたしるしの髪飾かみかざり
生uまれたmareta故郷kokyouもmo おふくろのofukurono名naもmo
忘wasuれたふりすりゃretafurisurya カモメkamomeがga騒sawaぐgu
港minatoのno数kazuだけdake 修羅場syurabaをくぐりwokuguri
命拾inochihiroってtte 流nagaれてrete来kiたがtaga…
ここからkokokara先sakiはhaオホohoーツクtsuku
宗谷岬souyamisakiのno観音様kannonsamaよyo
おどまぼんぎりodomabongiri 歌utaってtte詫waびりゃbirya
不知火shiranui育sodaちのきまぐれをchinokimagurewo
許yuruしてくれるかいshitekurerukai 許yuruしてくれるかいshitekurerukai
おどまぼんぎりぼんぎりodomabongiribongiri
盆bonからさきゃおらんどkarasakyaorando
盆bonがはよgahayo来kuりゃはよryahayo戻modoるru
一升酒issyouzakeにni 酔yoいつぶれてもitsuburetemo
一人hitoriでde眠nemuればreba夢見yumemiがga悪waruいi
あのano娘koのかわりにnokawarini 流氷ryuuhyou 抱daいてite
凍kogoえe死shiんだらndara 名無nanaしのshino仏hotoke…
男otokoをwo泣naかすkasuオホohoーツクtsuku
宗谷岬souyamisakiのno観音様kannonsamaよyo
ケンカkenka太鼓daikoをwo たたいてやろかtataiteyaroka
若wakaくもなければkumonakereba強tsuyoがりもgarimo
寂sabiしいもんだねshiimondane 寂sabiしいもんだねshiimondane
春haruまだmada遠tooいiオホohoーツクtsuku
宗谷岬souyamisakiのno観音様kannonsamaよyo
金kaneもmo欲hoしいがshiiga 色気irokeもmo欲hoしいshii
やさぐれyasagure男otokoのno欲張yokubaりをriwo
笑waraってくれるかいttekurerukai 笑waraってくれるかいttekurerukai
花hanaはha何naniのno花hana つんつんtsuntsun椿tsubaki
惚hoれたしるしのretashirushino髪飾kamikazaりri