ニコラ 歌詞 坂本真綾 ふりがな付

夜行列車やこうれっしゃは朝あさ6時じに旅人たびびとを連つれてくる
乾かわいた風かぜを頬ほおに受うけ まぶしげに目めを細ほそめて
こう言いうわ
美うつくしいところだと
まるで夢ゆめか映画えいがのよう
もしもここで暮くらしていたなら幸しあわせだろうって

私わたしにはただ退屈たいくつな景色けしき
ほかの生いき方かたなんて知しらないわ
この町まちで生うまれて死しんでいくの
遠とおすぎる あなたの住すむ世界せかいは

誰だれもが皆みんな腕うでを広ひろげ 旅人たびびとを受うけ入いれる
あなたは無邪気むじゃきな笑顔えがおでありがとうと繰くり返かえす
そして言いうわ
優やさしい人ひとばかりだと
まるで親友しんゆうか家族かぞくだ
いつかふたたび訪おとずれるまで忘わすれないでって

私わたしには毎日まいにち同おなじ景色けしき
普通ふつうが何なにかなんて知しらないわ
二度にどと会あえないことわかっている
遠とおすぎる あなたの住すむ世界せかいは

夜行列車やこうれっしゃは朝あさ6時じに旅人たびびとを連つれてくる
花売はなうりは線路せんろに座すわって その時間じかんを待まってる