桜の小径 歌詞 山本あき ふりがな付

今いまも瞳ひとみ閉とじれば
浮うかぶ友ともの顔かおが
いつも笑わらい転ころげて
なぜか急きゅうに泣ないた
思おもい出でたちよ
あれから何処どこヘ
桜さくらの季節きせつに 手てを振ふりながら
あの日ひ旅立たびだち 帰かえらない

ひとり都会まちでつまずき
心こころ折おれた夜よるは
膝ひざを抱だいているより
古ふるいノート開ひらく
思おもい出でたちよ
寄よせ書がきの中なか
桜さくらの押おし花ばな 枯かれずにひとつ
いまも青春せいしゅん あざやかに

どこでどんな生いき方かた
みんなしてるかしら
時ときが流ながれわかるの
胸むねに光ひかるものを
思おもい出でたちよ
離はなれていても
桜さくらの舞まい散ちる 小径こみちを帰かえれ
誰だれもふるさと あるかぎり

いまも青春せいしゅん あざやかに