風かぜに向むかって 旅立たびたつあなた
ドアが そっと閉しまる
曇くもった窓まどを 指ゆびでぬぐって
ひそかに見送みおくりましょう
私わたしになにも告つげず 行いくことが
その愛あいなら
私わたしの愛あいは 濡ぬれた目めを閉とじて
眠ねむったふりよ
あなたらしく 輝かがやいてね
夜明よあけの夢追ゆめおい人びと
私わたしはねえ ふるさとなの
時々ときどきふり向むいて
遠とおい目めをする その横顔よこがおに
いつも おびえてたわ
この幸しあわせの 夏なつが終おわれば
別わかれが きっと来くるって
少年しょうねんたちはいつか 気きづくのね
遠とおい声こえに
満みたされない いのちに呼よびかける
熱あついものに
苦くるしみにも 失なくさないで
さわやかな やさしさを
私わたしをねえ 気きづかうなら
あなたの明日あしたを見みて
にじむ風かぜに 小ちいさくなる
夜明よあけの夢追ゆめおい人ひと
私わたしはねえ ふるさとなの
いつまでも 待まちましよう
風kazeにni向muかってkatte 旅立tabitaつあなたtsuanata
ドアdoaがga そっとsotto閉shiまるmaru
曇kumoったtta窓madoをwo 指yubiでぬぐってdenugutte
ひそかにhisokani見送miokuりましょうrimasyou
私watashiになにもninanimo告tsuげずgezu 行iくことがkukotoga
そのsono愛aiならnara
私watashiのno愛aiはha 濡nuれたreta目meをwo閉toじてjite
眠nemuったふりよttafuriyo
あなたらしくanatarashiku 輝kagayaいてねitene
夜明yoaけのkeno夢追yumeoいi人bito
私watashiはねえhanee ふるさとなのfurusatonano
時々tokidokiふりfuri向muいてite
遠tooいi目meをするwosuru そのsono横顔yokogaoにni
いつもitsumo おびえてたわobietetawa
このkono幸shiawaせのseno 夏natsuがga終owaればreba
別wakaれがrega きっとkitto来kuるってrutte
少年syounenたちはいつかtachihaitsuka 気kiづくのねdukunone
遠tooいi声koeにni
満miたされないtasarenai いのちにinochini呼yoびかけるbikakeru
熱atsuいものにimononi
苦kuruしみにもshiminimo 失naくさないでkusanaide
さわやかなsawayakana やさしさをyasashisawo
私watashiをねえwonee 気kiづかうならdukaunara
あなたのanatano明日ashitaをwo見miてte
にじむnijimu風kazeにni 小chiiさくなるsakunaru
夜明yoaけのkeno夢追yumeoいi人hito
私watashiはねえhanee ふるさとなのfurusatonano
いつまでもitsumademo 待maちましようchimashiyou