さよならから始はじめてみよう
さよならから今いまを生いきよう
あやまることを躊躇ためらった
人ひとのせいにしておきたかった
気きづいたらいつしか
きみはいなくなってた
"追おいかけたところできっと
手てに入いれることはできない"
傷きずつく必要ひつようはない
ならば壊こわしてしまえと
与あたえられるものを上手うまく掴つかめず
歴史れきしたどって倣ならった果はて
「どうしてこんなに脆弱ぜいじゃくなの」と
誰だれが責せめられるの?
すがりたくていつの日ひからか
求もとめたのは 神かみのような手て
眼めを凝こらせばその手てのひらは
薄汚うすよごれているとわかるのに
霞かすんでいたこの眼めは誰だれしもが
素通すどおりする「それ」を掴つかんで
なにより人ひとの手てがすぐそばに
あることを喜よろこんだ
どうせいつか死しんでしまう
あとかたもなくなってしまう
…ってその時点じてんでもうすでに
形かたちに捕とらわれてる
理性りせい 倫理ろんり 混沌こんとん 欲望よくぼう 矛盾むじゅん
望のぞむ 純潔じゅんけつ 反はんし、束縛そくばくの中なか
抗あらがうことに 意味いみを見みいだしてしまった
なにもなくて 中身なかみは空からで
"都合つごう"で消きえる この手ては偽物うそで
ふりほどいて 自分じぶんの身体からだで
優やさしく生いきるには遅おそいのか
…守まもるもの増ふやすのは怖こわかった
それでも事実じじつ、できていて
守まもるものがある、ただそれだけで
生いきている価値かちだった
さよならからsayonarakara始hajiめてみようmetemiyou
さよならからsayonarakara今imaをwo生iきようkiyou
あやまることをayamarukotowo躊躇tameraったtta
人hitoのせいにしておきたかったnoseinishiteokitakatta
気kiづいたらいつしかduitaraitsushika
きみはいなくなってたkimihainakunatteta
"追oいかけたところできっとikaketatokorodekitto
手teにni入iれることはできないrerukotohadekinai"
傷kizuつくtsuku必要hitsuyouはないhanai
ならばnaraba壊kowaしてしまえとshiteshimaeto
与ataえられるものをerarerumonowo上手umaくku掴tsukaめずmezu
歴史rekishiたどってtadotte倣naraったtta果haてte
「どうしてこんなにdoushitekonnani脆弱zeijakuなのnano」とto
誰dareがga責seめられるのmerareruno?
すがりたくていつのsugaritakuteitsuno日hiからかkaraka
求motoめたのはmetanoha 神kamiのようなnoyouna手te
眼meをwo凝koらせばそのrasebasono手teのひらはnohiraha
薄汚usuyogoれているとわかるのにreteirutowakarunoni
霞kasuんでいたこのndeitakono眼meはha誰dareしもがshimoga
素通sudooりするrisuru「それsore」をwo掴tsukaんでnde
なによりnaniyori人hitoのno手teがすぐそばにgasugusobani
あることをarukotowo喜yorokoんだnda
どうせいつかdouseitsuka死shiんでしまうndeshimau
あとかたもなくなってしまうatokatamonakunatteshimau
…ってそのttesono時点jitenでもうすでにdemousudeni
形katachiにni捕toraわれてるwareteru
理性risei 倫理ronri 混沌konton 欲望yokubou 矛盾mujun
望nozoむmu 純潔junketsu 反hanしshi、束縛sokubakuのno中naka
抗aragaうことにukotoni 意味imiをwo見miいだしてしまったidashiteshimatta
なにもなくてnanimonakute 中身nakamiはha空karaでde
"都合tsugou"でde消kiえるeru このkono手teはha偽物usoでde
ふりほどいてfurihodoite 自分jibunのno身体karadaでde
優yasaしくshiku生iきるにはkiruniha遅osoいのかinoka
…守mamoるものrumono増fuやすのはyasunoha怖kowaかったkatta
それでもsoredemo事実jijitsu、できていてdekiteite
守mamoるものがあるrumonogaaru、ただそれだけでtadasoredakede
生iきているkiteiru価値kachiだったdatta