恋こいに破やぶれた わたしの膝ひざに
母ははがすすめる 写真しゃしんがひとつ
この人ひとに一度いちど 会あってみたらと
水仕事みずしごとしている手てを拭ふき 声こえかける
涙なみだを指ゆびに からませながら
みあげる空そらは 暮くれてゆく
あのひと忘わすれて お嫁よめにゆけない
風かぜに吹ふかれた 風鈴ふうりんひとつ
なぜか哀かなしく 心こころに響ひびく
夕焼ゆうやけの空そらに 愛あいを焦こがして
あのひとの胸むねに甘あまえて みたかった
倒たおれるぐらいに 悩なやんだけれど
わたしの気持きもち かわらない
あのひと忘わすれて お嫁よめにゆけない
花嫁はなよめ衣裳いしょう 夢ゆめみてきたの
一生いっしょういちどの ことですものね
指ゆびを折おりそっと 想おもいよせては
涙なみだぐむわたしのこの胸むね つらすぎる
灯あかりをさがして 生いきてくけれど
いますぐ愛あいは 消けせないの
あのひと忘わすれて お嫁よめにゆけない
恋koiにni破yabuれたreta わたしのwatashino膝hizaにni
母hahaがすすめるgasusumeru 写真syashinがひとつgahitotsu
このkono人hitoにni一度ichido 会aってみたらとttemitarato
水仕事mizushigotoしているshiteiru手teをwo拭fuきki 声koeかけるkakeru
涙namidaをwo指yubiにni からませながらkaramasenagara
みあげるmiageru空soraはha 暮kuれてゆくreteyuku
あのひとanohito忘wasuれてrete おo嫁yomeにゆけないniyukenai
風kazeにni吹fuかれたkareta 風鈴fuurinひとつhitotsu
なぜかnazeka哀kanaしくshiku 心kokoroにni響hibiくku
夕焼yuuyaけのkeno空soraにni 愛aiをwo焦koがしてgashite
あのひとのanohitono胸muneにni甘amaえてete みたかったmitakatta
倒taoれるぐらいにreruguraini 悩nayaんだけれどndakeredo
わたしのwatashino気持kimochi かわらないkawaranai
あのひとanohito忘wasuれてrete おo嫁yomeにゆけないniyukenai
花嫁hanayome衣裳isyou 夢yumeみてきたのmitekitano
一生issyouいちどのichidono ことですものねkotodesumonone
指yubiをwo折oりそっとrisotto 想omoいよせてはiyoseteha
涙namidaぐむわたしのこのgumuwatashinokono胸mune つらすぎるtsurasugiru
灯akaりをさがしてriwosagashite 生iきてくけれどkitekukeredo
いますぐimasugu愛aiはha 消keせないのsenaino
あのひとanohito忘wasuれてrete おo嫁yomeにゆけないniyukenai