絵えハガキのように美うつくしい
この街並まちの裏うらにひそむ
恐おそろしく低ひくいうめき声ごえが
となりのマドからもれる
ひとつドアの向むこう側がわで
女おんながなぐられ倒たおれる音おと
子供こどもがナイフをみつめてる
しかる親おやさえ殺ころされて
夜よると
昼ひるとじゃ
まるで
人ひとがちがう
何なにがおきても
何なにもないフリを
何なにを聞きいても
何なにも見みないフリを
揺ゆれる俺おれと
消きえてゆく出来事できごと
雪ゆきのような白しろいノートに
君きみの裸体はだかを書かき込こむ
美うつくしく卑猥ひわいならせんを描えがき
かなわぬ想おもいをぶつける
ひとつ社会しゃかいの屋根やねの下したで
口くちをきくのもいやなのに
外そとヅラだけはおしゃれして
同おなじテーブルの席せきに着つく
夜よると
昼ひるとじゃ
まるで
人ひとがちがう
何なにがおきても
何なにもないフリを
何なにを聞きいても
何なにも見みないフリを
揺ゆれる君きみと
またここへまい戻もどる
絵eハガキhagakiのようにnoyouni美utsukuしいshii
このkono街並machiのno裏uraにひそむnihisomu
恐osoろしくroshiku低hikuいうめきiumeki声goeがga
となりのtonarinoマドmadoからもれるkaramoreru
ひとつhitotsuドアdoaのno向mukoうu側gawaでde
女onnaがなぐられganagurare倒taoれるreru音oto
子供kodomoがgaナイフnaifuをみつめてるwomitsumeteru
しかるshikaru親oyaさえsae殺koroされてsarete
夜yoruとto
昼hiruとじゃtoja
まるでmarude
人hitoがちがうgachigau
何naniがおきてもgaokitemo
何naniもないmonaiフリfuriをwo
何naniをwo聞kiいてもitemo
何naniもmo見miないnaiフリfuriをwo
揺yuれるreru俺oreとto
消kiえてゆくeteyuku出来事dekigoto
雪yukiのようなnoyouna白shiroいiノnoートtoにni
君kimiのno裸体hadakaをwo書kaきki込koむmu
美utsukuしくshiku卑猥hiwaiならせんをnarasenwo描egaきki
かなわぬkanawanu想omoいをぶつけるiwobutsukeru
ひとつhitotsu社会syakaiのno屋根yaneのno下shitaでde
口kuchiをきくのもいやなのにwokikunomoiyananoni
外sotoヅラduraだけはおしゃれしてdakehaosyareshite
同onaじjiテteーブルburuのno席sekiにni着tsuくku
夜yoruとto
昼hiruとじゃtoja
まるでmarude
人hitoがちがうgachigau
何naniがおきてもgaokitemo
何naniもないmonaiフリfuriをwo
何naniをwo聞kiいてもitemo
何naniもmo見miないnaiフリfuriをwo
揺yuれるreru君kimiとto
またここへまいmatakokohemai戻modoるru