好すいた女房にょうぼうに 三下みくだり半はんを
投なげて長脇差ながどす 永ながの旅たび
怨うらむまいぞえ 俺等おいらのことは
またの浮世うきよで 逢あうまでは
惚ほれていながら 惚ほれない素振そぶり
それがやくざの 恋こいとやら
二度にどと添そうまい 街道かいどうがらす
阿呆あほ阿呆あほで 旅たびぐらし
泣ないてなるかと 心こころに誓ちかいや
誓ちかう矢先やさきに またほろり
馬鹿ばかを承知しょうちの 俺等おいらの胸むねを
何故なぜに泣なかすか 今朝けさの風かぜ
好suいたita女房nyoubouにni 三下mikudaりri半hanをwo
投naげてgete長脇差nagadosu 永nagaのno旅tabi
怨uraむまいぞえmumaizoe 俺等oiraのことはnokotoha
またのmatano浮世ukiyoでde 逢aうまではumadeha
惚hoれていながらreteinagara 惚hoれないrenai素振sobuりri
それがやくざのsoregayakuzano 恋koiとやらtoyara
二度nidoとto添soうまいumai 街道kaidouがらすgarasu
阿呆aho阿呆ahoでde 旅tabiぐらしgurashi
泣naいてなるかとitenarukato 心kokoroにni誓chikaiやya
誓chikaうu矢先yasakiにni またほろりmatahorori
馬鹿bakaをwo承知syouchiのno 俺等oiraのno胸muneをwo
何故nazeにni泣naかすかkasuka 今朝kesaのno風kaze