古ふるい さびれた 桟橋さんばしを 渡わたれば つづく 街まちの屋根やね
俺おれのうまれた 家いえの跡あとかよこの辺あたり
たたずむ横丁よこちょうに 夕陽ゆうひが翳かげる
無理むりな 旅たびして 来きはしたが
見みるのが 辛つらい 故郷くにの月つき
俺おれとあの娘こが 生木なまき裂さかれて泣ないたのを
見みていた昔むかしの 黄色きいろい月つきだ
古ふるい さびれた 桟橋さんばしを もどれば 暗くらい 船ふねが待まつ
俺おれの背中せなかを 二度にどと呼よぶなよ海燕うみつばめ
あの娘こもあの日ひも 帰かえらぬものを
古furuいi さびれたsabireta 桟橋sanbashiをwo 渡wataればreba つづくtsuduku 街machiのno屋根yane
俺oreのうまれたnoumareta 家ieのno跡atoかよこのkayokono辺ataりri
たたずむtatazumu横丁yokochouにni 夕陽yuuhiがga翳kageるru
無理muriなna 旅tabiしてshite 来kiはしたがhashitaga
見miるのがrunoga 辛tsuraいi 故郷kuniのno月tsuki
俺oreとあのtoano娘koがga 生木namaki裂saかれてkarete泣naいたのをitanowo
見miていたteita昔mukashiのno 黄色kiiroいi月tsukiだda
古furuいi さびれたsabireta 桟橋sanbashiをwo もどればmodoreba 暗kuraいi 船funeがga待maつtsu
俺oreのno背中senakaをwo 二度nidoとto呼yoぶなよbunayo海燕umitsubame
あのano娘koもあのmoano日hiもmo 帰kaeらぬものをranumonowo