二百十日にひゃくとおかの 嵐あらしが過すぎて
鰯雲いわしぐもいろづく 空そらになる
遠とおく聞きこえる 祭まつりの囃子はやし
哀かなしみの風かぜになる 憂愁ゆうしゅう平野へいや
こんな時代じだいに 愛あいひとすじは
笑わらいばなしになりますか
おもかげ迫せまって 旅たびするなんて
滑稽こっけいですか
おかしいですか
日暮ひぐれ過すぎたら 突然とつぜん寒さむく
満天まんてんを飾かざって星月夜ほしづきよ
純じゅんな恋こいして 一生いっしょう捨すてて
ただひとり生いきている 憂愁ゆうしゅう平野へいや
縁えんがあっても ことわりつづけ
変かわり者ものだといいますか
おもかげだけと 連つれそうなんて
悲かなしげですか
嫌きらわれますか
やがて風花かざはな 舞まい散ちる頃ころに
忘わすれずにおもかげ抱いだきに来くる
たった一度いちどの きれいな旅たびを
この胸むねに焼やきつける 憂愁ゆうしゅう平野へいや
憂愁ゆうしゅう平野へいや
二百十日nihyakutookaのno 嵐arashiがga過suぎてgite
鰯雲iwashigumoいろづくiroduku 空soraになるninaru
遠tooくku聞kiこえるkoeru 祭matsuりのrino囃子hayashi
哀kanaしみのshimino風kazeになるninaru 憂愁yuusyuu平野heiya
こんなkonna時代jidaiにni 愛aiひとすじはhitosujiha
笑waraいばなしになりますかibanashininarimasuka
おもかげomokage迫semaってtte 旅tabiするなんてsurunante
滑稽kokkeiですかdesuka
おかしいですかokashiidesuka
日暮higuれre過suぎたらgitara 突然totsuzen寒samuくku
満天mantenをwo飾kazaってtte星月夜hoshidukiyo
純junなna恋koiしてshite 一生issyou捨suててtete
ただひとりtadahitori生iきているkiteiru 憂愁yuusyuu平野heiya
縁enがあってもgaattemo ことわりつづけkotowaritsuduke
変kaわりwari者monoだといいますかdatoiimasuka
おもかげだけとomokagedaketo 連tsuれそうなんてresounante
悲kanaしげですかshigedesuka
嫌kiraわれますかwaremasuka
やがてyagate風花kazahana 舞maいi散chiるru頃koroにni
忘wasuれずにおもかげrezuniomokage抱idaきにkini来kuるru
たったtatta一度ichidoのno きれいなkireina旅tabiをwo
このkono胸muneにni焼yaきつけるkitsukeru 憂愁yuusyuu平野heiya
憂愁yuusyuu平野heiya