まぼろし 歌詞 荒川ケンタウロス ふりがな付

僕ぼくたちは都会とかいを離はなれ
どこまでも歩あるいて行いくのだろう
ひとつだけ見みつけたものも
指ゆびの中なかでボロボロになればいいや

手てに入いれたものがなんだか
ちっぽけで映うつり映はえしない
こんなにも無力むりょくなものに
こんなにも夢中むちゅうになるなんてうそだ

時ときが止とまるようなものすごい早はやさで
街まちも人ひとも遥はるか後うしろ 過すぎてしまった

夜よるが明あけたら君きみの心こころに
絶たえる事ことのないその光ひかりになりたい
だからこのまま僕ぼくのそばにいて
美うつくしいままその理想りそうを描えがいたまま歩あるいてゆけ

僕ぼくたちは出会であいと別わかれをくりかえしここまで来きたんだろ?
本当ほんとうに大切たいせつなものは君きみの中なかで輝かがやきを続つづけるのだ

誰だれにも言いえないような悩なやみだって話はなしたね
君きみの家いえまで続つづく道みちがとても好すきだった

この夕暮ゆうぐれが僕ぼくの中なかでは
光ひかり放はなつ前まえの時間じかんでありたい
だからこのまま歩あるく僕ぼくたちの
ひとつひとつに混まざりあえばそれはきっと運命うんめいだろう

窓まどの外そとはフルスピード その早はやさに気きがついて
この長ながい道みちの上うえで誇ほこれる自分じぶんを持もっている

どこまでゆくの?まぼろしを見みているの?
今日きょうという日ひが、まぼろしじゃなければいい