気休きやすめだけの言葉ことばに
体からだも慣なれたわ 今いまでは
やつれた指ゆびのリングさえ
重おもくて痛いたいわ このまま
愛あいを忘わすれた骸達むくろたちが
繰くり返かえす道化芝居どうけしばいに
最後さいごの幕まくを 下おろすには
裏切うらぎることだけね
行ゆきずりの人ひとに 声こえかけて
視線しせんで 誘さそってみる
やさしい妻つまの顔かおを 捨すてて
女おんなの顔かおになる
幸福しあわせを求もとめる度たびに
不幸福ふしあわせになる 何故なぜなの
だいそれた
望のぞみじゃないわ
ぬくもりが欲ほしい
それだけ
愛あいが静しずかに こぼれてゆく
二人ふたりの指ゆびの隙間すきまから
さしさわりない妻つまよりは
狂くるった 女おんなになりたい
行ゆきずりの人ひとに 声こえかけて
視線しせんで 誘さそってみる
やさしい妻つまの顔かおを 捨すてて
女おんなの顔かおになる
見知みしらぬ人ひとに
抱だかれながら
涙なみだが ほほをぬらす
悲かなしい 仮面かめんのその下したで
妖あやしく燃もえてゆく
気休kiyasuめだけのmedakeno言葉kotobaにni
体karadaもmo慣naれたわretawa 今imaではdeha
やつれたyatsureta指yubiのnoリングringuさえsae
重omoくてkute痛itaいわiwa このままkonomama
愛aiをwo忘wasuれたreta骸達mukurotachiがga
繰kuりri返kaeすsu道化芝居doukeshibaiにni
最後saigoのno幕makuをwo 下oろすにはrosuniha
裏切uragiることだけねrukotodakene
行yuきずりのkizurino人hitoにni 声koeかけてkakete
視線shisenでde 誘sasoってみるttemiru
やさしいyasashii妻tsumaのno顔kaoをwo 捨suててtete
女onnaのno顔kaoになるninaru
幸福shiawaseをwo求motoめるmeru度tabiにni
不幸福fushiawaseになるninaru 何故nazeなのnano
だいそれたdaisoreta
望nozoみじゃないわmijanaiwa
ぬくもりがnukumoriga欲hoしいshii
それだけsoredake
愛aiがga静shizuかにkani こぼれてゆくkoboreteyuku
二人futariのno指yubiのno隙間sukimaからkara
さしさわりないsashisawarinai妻tsumaよりはyoriha
狂kuruったtta 女onnaになりたいninaritai
行yuきずりのkizurino人hitoにni 声koeかけてkakete
視線shisenでde 誘sasoってみるttemiru
やさしいyasashii妻tsumaのno顔kaoをwo 捨suててtete
女onnaのno顔kaoになるninaru
見知mishiらぬranu人hitoにni
抱daかれながらkarenagara
涙namidaがga ほほをぬらすhohowonurasu
悲kanaしいshii 仮面kamenのそのnosono下shitaでde
妖ayaしくshiku燃moえてゆくeteyuku