花はなびらが舞まうよに 泳およぐ金魚きんぎょをせがんだ
二人ふたりの夏なつの日ひを 愛いとしむ様ように
今年ことしもまた同おなじ 風薫かぜかおる季節とき 巡めぐって
想おもい出でに躓つまずく夜道よみち
大おおきな背中せなかを ただ 追おい掛かけていた
無傷むきずな日ひに 終おわりが来くることを どこかで知しってた
揺ゆれる花火はなび はらりはらり 瞳閉ひとみとじて 今いま はらはら
想おもい映うつす あなたの横顔よこがお 浮うかび 待まち望のぞむは 夏なつの暁あかつき
明あけ方がたの雨音あまおと 琥珀色こはくいろの淋さみしさ
あなたの住すむ街まちは 晴はれてますか?
沢山たくさんの優やさしさ 通とおり過すぎた景色けしきを
振ふり返かえる勇気ゆうきはなくて
置おき去ざりにしたまま 日焼ひやけした想おもい出で
おだやかに沈しずむ太陽たいようは 全すべてを包つつんだ
笑わらうあなた はしゃいだ日ひも いつか全部ぜんぶ 消きえてゆくの?
夕ゆうの名残なごり 見送みおくりながら 今夜こんや 月つきが照てらし 響ひびく風鈴ふうりん
揺ゆれる花火はなび はらりはらり 瞳閉ひとみとじて 今いま はらはら
想おもい映うつす あなたの横顔よこがお 浮うかび 待まち望のぞむは 彼方かなた
遠とおい水面みなも きらりきらり 祈いのるように 手てをかざした
夜よるにもたれ そっと見上みあげた 空そらに舞まい上あがるよ 小ちいさな蛍ほたる
花hanaびらがbiraga舞maうよにuyoni 泳oyoぐgu金魚kingyoをせがんだwoseganda
二人futariのno夏natsuのno日hiをwo 愛itoしむshimu様youにni
今年kotoshiもまたmomata同onaじji 風薫kazekaoるru季節toki 巡meguってtte
想omoいi出deにni躓tsumazuくku夜道yomichi
大ooきなkina背中senakaをwo ただtada 追oいi掛kaけていたketeita
無傷mukizuなna日hiにni 終oわりがwariga来kuることをrukotowo どこかでdokokade知shiってたtteta
揺yuれるreru花火hanabi はらりはらりharariharari 瞳閉hitomitoじてjite 今ima はらはらharahara
想omoいi映utsuすsu あなたのanatano横顔yokogao 浮uかびkabi 待maちchi望nozoむはmuha 夏natsuのno暁akatsuki
明aけke方gataのno雨音amaoto 琥珀色kohakuiroのno淋samiしさshisa
あなたのanatano住suむmu街machiはha 晴haれてますかretemasuka?
沢山takusanのno優yasaしさshisa 通tooりri過suぎたgita景色keshikiをwo
振fuりri返kaeるru勇気yuukiはなくてhanakute
置oきki去zaりにしたままrinishitamama 日焼hiyaけしたkeshita想omoいi出de
おだやかにodayakani沈shizuむmu太陽taiyouはha 全subeてをtewo包tsutsuんだnda
笑waraうあなたuanata はしゃいだhasyaida日hiもmo いつかitsuka全部zenbu 消kiえてゆくのeteyukuno?
夕yuuのno名残nagoりri 見送miokuりながらrinagara 今夜konya 月tsukiがga照teらしrashi 響hibiくku風鈴fuurin
揺yuれるreru花火hanabi はらりはらりharariharari 瞳閉hitomitoじてjite 今ima はらはらharahara
想omoいi映utsuすsu あなたのanatano横顔yokogao 浮uかびkabi 待maちchi望nozoむはmuha 彼方kanata
遠tooいi水面minamo きらりきらりkirarikirari 祈inoるようにruyouni 手teをかざしたwokazashita
夜yoruにもたれnimotare そっとsotto見上miaげたgeta 空soraにni舞maいi上aがるよgaruyo 小chiiさなsana蛍hotaru