柵さくを越こえた木々きぎの真上まうえ 色いろとりどりの熱気球ねつききゅう
触さわれもしないけれど あの籠かごに潜ひそんで空渡そらわたる
街まちを見下みおろす芝生しばふの上うえ 非常食ひじょうしょくのガムを噛かんで
誰だれかといたい気きもすれば 一人ひとりでいたい気きもするんだ
背中せなかをくすぐる柔やわらかい風音かぜおと
色褪いろあせたパズルのような屋根やねに
散ちりばめて たぐり寄よせる想おもいを
延々えんえんと漂ただよわせてるだけ
手紙てがみに記しるす 未来人みらいじんへ 忘わすれた頃封ころふうを切きろうか
流ながれる雲くも 蕩とろけそうさ 書かきたい言葉ことば 何なにもないな
絵えに描えがいたよロケット 遥はるか昔むかしのユメ
「何なにもかも疑うたがいの眼差まなざしで
何処どこへでも突つき抜ぬけられる想像そうぞうを
自みずから壊こわしてしまわないで」
悪戯いたずらで落おちた鳥とりの巣すを見みつけて
抜ぬけ落おちてる羽根はねに 少すこし泣なけてきた
色褪いろあせたパズルのような屋根やねに
散ちりばめて 置おき去ざりにしてた想おもいも
何気なにげなく過すごした今日きょうも
誰だれかに伝つたえてみたいな
どんな顔かおを見みせてくれるだろう…
壮大そうだいな冒険話ぼうけんばなしに 息いきを呑のむほど膨ふくらまそう
毛けむくじゃらの犬いぬ すれ違ちがって
坂道さかみち コンクリ 蟻ありも行進こうしん
夕烏ゆうからすが唄うたう 染そめ上あげて
弾はずみすぎてる 靴くつひもがほどけた
柵sakuをwo越koえたeta木々kigiのno真上maue 色iroとりどりのtoridorino熱気球netsukikyuu
触sawaれもしないけれどremoshinaikeredo あのano籠kagoにni潜hisoんでnde空渡sorawataるru
街machiをwo見下mioろすrosu芝生shibafuのno上ue 非常食hijousyokuのnoガムgamuをwo噛kaんでnde
誰dareかといたいkatoitai気kiもすればmosureba 一人hitoriでいたいdeitai気kiもするんだmosurunda
背中senakaをくすぐるwokusuguru柔yawaらかいrakai風音kazeoto
色褪iroaせたsetaパズルpazuruのようなnoyouna屋根yaneにni
散chiりばめてribamete たぐりtaguri寄yoせるseru想omoいをiwo
延々enenとto漂tadayoわせてるだけwaseterudake
手紙tegamiにni記shiruすsu 未来人miraijinへhe 忘wasuれたreta頃封korofuuをwo切kiろうかrouka
流nagaれるreru雲kumo 蕩toroけそうさkesousa 書kaきたいkitai言葉kotoba 何naniもないなmonaina
絵eにni描egaいたよitayoロケットroketto 遥haruかka昔mukashiのnoユメyume
「何naniもかもmokamo疑utagaいのino眼差manazaしでshide
何処dokoへでもhedemo突tsuきki抜nuけられるkerareru想像souzouをwo
自mizukaらra壊kowaしてしまわないでshiteshimawanaide」
悪戯itazuraでde落oちたchita鳥toriのno巣suをwo見miつけてtsukete
抜nuけke落oちてるchiteru羽根haneにni 少sukoしshi泣naけてきたketekita
色褪iroaせたsetaパズルpazuruのようなnoyouna屋根yaneにni
散chiりばめてribamete 置oきki去zaりにしてたrinishiteta想omoいもimo
何気nanigeなくnaku過suごしたgoshita今日kyouもmo
誰dareかにkani伝tsutaえてみたいなetemitaina
どんなdonna顔kaoをwo見miせてくれるだろうsetekurerudarou…
壮大soudaiなna冒険話boukenbanashiにni 息ikiをwo呑noむほどmuhodo膨fukuらまそうramasou
毛keむくじゃらのmukujarano犬inu すれsure違chigaってtte
坂道sakamichi コンクリkonkuri 蟻ariもmo行進koushin
夕烏yuukarasuがga唄utaうu 染soめme上aげてgete
弾hazuみすぎてるmisugiteru 靴kutsuひもがほどけたhimogahodoketa