声こえにもならぬほど 震ふるえた唇くちびるが
不意ふいにその名前なまえを そっと呟つぶやく
愛あいした日々ひびだけが まぶたに住すみついて
わざと消けせないように 心こころも閉とじたまま
涙なみだ枯かれるほど 乾かわいた記憶きおくだけ
君きみの中なかに僕ぼくはもういない
愛あいし合あっていたはずなのに
僕ぼくの中なかの君きみはこんなにも
鈍にぶく輝かがやいて
息いきを止とめるほど 僕ぼくを苦くるしめる
別わかれの痛いたみなら 何度なんども乗のり越こえてる
なのに初はじめてのように ため息いき凍こごえる
哀かなしみ にじむ街まち 切せつなさも拭ぬぐえずに
弱よわさ隠かくせないなら 泣ないてしまえばいいのに
何なにが変かわったの 時ときを戻もどせたら
今日きょうも変かわらずに時ときは刻きざみ
さよならも言いえないままに
ひとり佇たたずむ影かげが おいてきぼりの夕暮ゆうぐれを
帰かえさないように ギュッと抱だきしめる
指ゆびの隙間すきまこぼ落おちた愛あい 今いまも砂すなのように
積つもり積つもるだけ
君きみの中なかに僕ぼくはもういない
愛あいし合あっていたはずなのに
僕ぼくの中なかの君きみはこんなにも
鈍にぶく輝かがやいて
息いきを止とめるほど 僕ぼくを苦くるしめる
声koeにもならぬほどnimonaranuhodo 震furuえたeta唇kuchibiruがga
不意fuiにそのnisono名前namaeをwo そっとsotto呟tsubuyaくku
愛aiしたshita日々hibiだけがdakega まぶたにmabutani住suみついてmitsuite
わざとwazato消keせないようにsenaiyouni 心kokoroもmo閉toじたままjitamama
涙namida枯kaれるほどreruhodo 乾kawaいたita記憶kiokuだけdake
君kimiのno中nakaにni僕bokuはもういないhamouinai
愛aiしshi合aっていたはずなのにtteitahazunanoni
僕bokuのno中nakaのno君kimiはこんなにもhakonnanimo
鈍nibuくku輝kagayaいてite
息ikiをwo止toめるほどmeruhodo 僕bokuをwo苦kuruしめるshimeru
別wakaれのreno痛itaみならminara 何度nandoもmo乗noりri越koえてるeteru
なのにnanoni初hajiめてのようにmetenoyouni ためtame息iki凍kogoえるeru
哀kanaしみshimi にじむnijimu街machi 切setsuなさもnasamo拭nuguえずにezuni
弱yowaさsa隠kakuせないならsenainara 泣naいてしまえばいいのにiteshimaebaiinoni
何naniがga変kaわったのwattano 時tokiをwo戻modoせたらsetara
今日kyouもmo変kaわらずにwarazuni時tokiはha刻kizaみmi
さよならもsayonaramo言iえないままにenaimamani
ひとりhitori佇tatazuむmu影kageがga おいてきぼりのoitekiborino夕暮yuuguれをrewo
帰kaeさないようにsanaiyouni ギュッgyuxtuとto抱daきしめるkishimeru
指yubiのno隙間sukimaこぼkobo落oちたchita愛ai 今imaもmo砂sunaのようにnoyouni
積tsuもりmori積tsuもるだけmorudake
君kimiのno中nakaにni僕bokuはもういないhamouinai
愛aiしshi合aっていたはずなのにtteitahazunanoni
僕bokuのno中nakaのno君kimiはこんなにもhakonnanimo
鈍nibuくku輝kagayaいてite
息ikiをwo止toめるほどmeruhodo 僕bokuをwo苦kuruしめるshimeru