器器回回 歌詞 黒木渚 ふりがな付

とある器うつわ 白しろい器うつわ
ネコの命いのち注そそいでかき混まぜたなら
さあ、立たっておゆき
行いきたいところへ
重かさなり合あうしっぽ

とある器うつわ ひび割われてる器うつわ
キミの命いのち注そそいでこぼれ出だしてく
病室びょうしつに持もち込こんだシンセサイザー

数百すうひゃくの世界せかい線せん
もつれあって文学ぶんがく
誰だれと誰だれにしよっか
絡からみ合あって快楽かいらく
別べつにそれでいんじゃない
シナリオとかないんだし
タブーなんてないんだし
別べつにそれでいんじゃない

与あたえられたモノだけを
丸呑まるのみにしてくから
不感症ふかんしょう 不感症ふかんしょう まるで
キカイ キカイ キカイ
怪奇かいき的てきなことさえ数式すうしきになってく
カイキ カイキ カイキ カイキ
また機械きかいになっちゃう

とある器うつわ 銀ぎんの器うつわ
知恵ぢえの果実かじつ絞しぼって
飲のみ干ほしたなら
きっとループしてるめぐりめぐって
巻まき戻もどる明日あした

とある器うつわ 形かたちのない器うつわ
海うみと空そらをすくって飲のみ干ほしたなら
天国てんごくに持もち込こんだモルトウイスキー
ランダムなざわめき
もつれあって音楽おんがく
どれとどれにしよっか
混まざり合あって快楽かいらく
別べつにそれでいんじゃない
歌詞かしの意味いみがわかんない
誰だれも聞きいてないんだし
別べつにそれでいっか
別べつにそれでいっか

与あたえられたモノだけを
丸呑まるのみにしてくから
不感症ふかんしょう 不感症ふかんしょう まるで
キカイ キカイ キカイ
怪奇かいき的てきなことさえ数式すうしきになってく
カイキ カイキ カイキ カイキ
また機械きかいになって

機械的きかいてきな人ひとはみんな
パーツだけになってく
タガもネジも外はずれちゃって
鉄てつになってく
機械的きかいてきな人ひとはみんな
石いしみたいになってく
石いしも夢ゆめもなくしちゃって
砂すなになってく