愛いとしいただひとつの名なを呼よべど
返かえる声無こえなき夜よるの果はてよ
静寂しじまかすめて曳ひくひとすじ
蜉蝣かげろうの碧あおく長ながい尾おのように
やさしさ喜よろこび込こめ
ときに悲かなしみ満みち
いくどいくど呼よんだろう
こうして
いまも甘あまく
耳みみに留とどまった
麗うるわし君きみの声こえのひとひら
振ふり向むく白しろい顔かお
見みせておくれ
もう一度いちど
ふたたび
愛itoしいただひとつのshiitadahitotsuno名naをwo呼yoべどbedo
返kaeるru声無koenaきki夜yoruのno果haてよteyo
静寂shijimaかすめてkasumete曳hiくひとすじkuhitosuji
蜉蝣kagerouのno碧aoくku長nagaいi尾oのようにnoyouni
やさしさyasashisa喜yorokoびbi込koめme
ときにtokini悲kanaしみshimi満miちchi
いくどいくどikudoikudo呼yoんだろうndarou
こうしてkoushite
いまもimamo甘amaくku
耳mimiにni留todoまったmatta
麗uruwaしshi君kimiのno声koeのひとひらnohitohira
振fuりri向muくku白shiroいi顔kao
見miせておくれseteokure
もうmou一度ichido
ふたたびfutatabi