乙女おとめの命いのちは短みじかくて
咲さいては散ちりゆく定さだめなら
桜さくらの色いろづく時ときのよに
艶なまめく仕草しぐさで舞まい踊おどれ
たまゆらの恋こいでもしよう
男おとこの心こころは秋あきの空そら
晴はれのち曇くもりのにわか雨あめ
雨あめなら涙なみだの真心まごころを
降ふらすが男おとこの意気地いくじなり
うたかたの夢ゆめでも見みよう
色いろは匂においへど 散ちりぬるを
我わが世よ誰だれぞ 常つねならむ
有為ういの奥山おくやま 今日きょう越こえて
浅あさき夢見ゆめみじ 酔よいひもせず
恋路こいじの行方ゆくえは獣道けものみち
鬼おににも変かわれば阿修羅あしゅらにも
尽つきせぬ迷まよいの道みちゆえに
なおさら愛いとしく見みえるもの
うつせみの歌うたでも歌うたおう
うつしよの旅たびを続つづけよう
乙女otomeのno命inochiはha短mijikaくてkute
咲saいてはiteha散chiりゆくriyuku定sadaめならmenara
桜sakuraのno色iroづくduku時tokiのよにnoyoni
艶namameくku仕草shigusaでde舞maいi踊odoれre
たまゆらのtamayurano恋koiでもしようdemoshiyou
男otokoのno心kokoroはha秋akiのno空sora
晴haれのちrenochi曇kumoりのにわかrinoniwaka雨ame
雨ameならnara涙namidaのno真心magokoroをwo
降fuらすがrasuga男otokoのno意気地ikujiなりnari
うたかたのutakatano夢yumeでもdemo見miようyou
色iroはha匂nioiへどhedo 散chiりぬるをrinuruwo
我waがga世yo誰dareぞzo 常tsuneならむnaramu
有為uiのno奥山okuyama 今日kyou越koえてete
浅asaきki夢見yumemiじji 酔yoiひもせずhimosezu
恋路koijiのno行方yukueはha獣道kemonomichi
鬼oniにもnimo変kaわればwareba阿修羅asyuraにもnimo
尽tsuきせぬkisenu迷mayoいのino道michiゆえにyueni
なおさらnaosara愛itoしくshiku見miえるものerumono
うつせみのutsusemino歌utaでもdemo歌utaおうou
うつしよのutsushiyono旅tabiをwo続tsuduけようkeyou