霧きりの晴はれ間まの 箱根はこね路じを
夢ゆめを背負せおって越こえてきた
信濃しなの 遠州えんしゅう 駿河するがから
関東かんとう一円いちえん見渡みわたして
勝かって勝かち抜ぬく覚悟かくごなら
ここから先さきはいくさ道みち
富士ふじを仰あおいで 雲海くもを見下みおろす 尊とうとさを
胸むねに刻きざんだ 十国峠じっこくとうげ
箱根はこね権現ごんげん 手てを合あわせ
祈いのる望のぞみを誰だれがしる
俺おれのお袋ふくろ気きにかけて
追おわずに待まつといった女やつ
きっとおまえを幸しあわせに
そこから先さきを言いえぬまま
風かぜに吹ふかれて 風かぜにこぼした 胸むねん中なか
知しっているのか 十国峠じっこくとうげ
富士ふじを仰あおいで 富士ふじにきかせる ひとふしに
泣ないてくれるか 十国峠じっこくとうげ
霧kiriのno晴haれre間maのno 箱根hakone路jiをwo
夢yumeをwo背負seoってtte越koえてきたetekita
信濃shinano 遠州ensyuu 駿河surugaからkara
関東kantou一円ichien見渡miwataしてshite
勝kaってtte勝kaちchi抜nuくku覚悟kakugoならnara
ここからkokokara先sakiはいくさhaikusa道michi
富士fujiをwo仰aoいでide 雲海kumoをwo見下mioろすrosu 尊toutoさをsawo
胸muneにni刻kizaんだnda 十国峠jikkokutouge
箱根hakone権現gongen 手teをwo合aわせwase
祈inoるru望nozoみをmiwo誰dareがしるgashiru
俺oreのおnoo袋fukuro気kiにかけてnikakete
追oわずにwazuni待maつといったtsutoitta女yatsu
きっとおまえをkittoomaewo幸shiawaせにseni
そこからsokokara先sakiをwo言iえぬままenumama
風kazeにni吹fuかれてkarete 風kazeにこぼしたnikoboshita 胸muneんn中naka
知shiっているのかtteirunoka 十国峠jikkokutouge
富士fujiをwo仰aoいでide 富士fujiにきかせるnikikaseru ひとふしにhitofushini
泣naいてくれるかitekureruka 十国峠jikkokutouge