はぐれ雲ぐもと彷徨さまよう
一人ひとりでは転ころべない僕ぼく
走はしり出だす呼吸こきゅう 鼓動こどう 仕草しぐさ
見みていてほしい
牧場ぼくじょうへたどり着ついた
羊ひつじすら目めもくれない花はな
重かさねては寝付ねつけない夜よるを
責せめては吐はいた
穏おだやかな朝露あさつゆが溶とけ
滲にじむような蒼あおい瞳ひとみ
心こころを透すかし連つれゆく
蝶ちょうや花はな 空気くうきまで
踊おどりあって抱だき笑わらおう
ぴったりと寄より添そう足音あしおと
砂煙すなけむり舞まう中なかで僕ぼくら二人ふたり
見みつめあっていた
はねのけた布団ふとんの数かず
数かぞえては恥はずかしくもなる
わからずやのため
流ながさせた涙なみだを知しる
気きづいて走はしる
畦道あぜみちの向むこうにある
はだけた空そら
子供こどもの頃ころに求もとめていた言葉ことばの
色いろだろう
はぐれ雲ぐもと彷徨さまよう
一人ひとりでは転ころべない僕ぼく
走はしり出だす呼吸こきゅう 鼓動こどう 仕草しぐさ
見みていてほしい
はぐれhagure雲gumoとto彷徨samayoうu
一人hitoriではdeha転koroべないbenai僕boku
走hashiりri出daすsu呼吸kokyuu 鼓動kodou 仕草shigusa
見miていてほしいteitehoshii
牧場bokujouへたどりhetadori着tsuいたita
羊hitsujiすらsura目meもくれないmokurenai花hana
重kasaねてはneteha寝付netsuけないkenai夜yoruをwo
責seめてはmeteha吐haいたita
穏odaやかなyakana朝露asatsuyuがga溶toけke
滲nijiむようなmuyouna蒼aoいi瞳hitomi
心kokoroをwo透suかしkashi連tsuれゆくreyuku
蝶chouやya花hana 空気kuukiまでmade
踊odoりあってriatte抱daきki笑waraおうou
ぴったりとpittarito寄yoりri添soうu足音ashioto
砂煙sunakemuri舞maうu中nakaでde僕bokuらra二人futari
見miつめあっていたtsumeatteita
はねのけたhanenoketa布団futonのno数kazu
数kazoえてはeteha恥haずかしくもなるzukashikumonaru
わからずやのためwakarazuyanotame
流nagaさせたsaseta涙namidaをwo知shiるru
気kiづいてduite走hashiるru
畦道azemichiのno向muこうにあるkouniaru
はだけたhadaketa空sora
子供kodomoのno頃koroにni求motoめていたmeteita言葉kotobaのno
色iroだろうdarou
はぐれhagure雲gumoとto彷徨samayoうu
一人hitoriではdeha転koroべないbenai僕boku
走hashiりri出daすsu呼吸kokyuu 鼓動kodou 仕草shigusa
見miていてほしいteitehoshii