もしも 歌詞 加藤和樹 ふりがな付

春はるは桃色ももいろの風かぜに吹ふかれて
夏なつには星座せいざ探さがし空そらをなぞる
黄金色こがねいろの秋あきは稲穂いなほが実みのり
鍋なべを囲かこみながら暖あたたまる冬ふゆ

数かずを数かぞえて巡めぐる季節きせつに
幸しあわせは木陰こかげで隠かくれている
目隠めかくしを解ほどいて探さがしてみるけど
そうしてまた一いち年ねん過すぎてゆくんだな

もしも 小ちいさな喜よろこびを見みつけられたなら
きっと 後悔こうかいなどせずに生いきて行いけるのに

元気げんきでいるよと挨拶あいさつを交かわして
来年らいねんも再さ来年らいねんも続つづくと思おもってた
悲かなしい知しらせはいつも突然とつぜんに来きて
さよならの一言ひとことも言いわせてくれないな

もしも 素直すなおにありがとうと伝つたえられてたら
きっと 後悔こうかいなどせずに生いきて行いけるのに

もしもと言いう言葉ことばを呟つぶやく度たびに
不甲斐ふがいない自分じぶんに気付きづいてしまうけど
消きえてしまいたいと思おもうような日ひには
前まえを向むいていられる希望きぼうになるから

もしも
また君きみに会あえたなら何なにを話はなそうか?
もしも二に度どと会あえないとしても
共ともに過すごした日々ひびは消きえることはないから
迷まよいも苦くるしみも全部ぜんぶ引ひき連つれて
朝あさをまた迎むかえてがむしゃらに生いきよう