当あたり障さわりのないような 言葉ことばしか
思おもい浮うかばない
君きみが今いま抱いだいてる 痛いたみすら
わかってやれない
僕ぼくばかり救すくわれて
話はなしにならんじゃないか
何なにか君きみに渡わたせるものが
僕ぼくの中なかにあるといいけど
確たしかなものが見みつからない
他ほかにないか 他ほかにないかと探さがして
この広ひろい街まちの中なか 人混ひとごみの中なかで
君きみは君きみでいる
地ちに足あしをつけながら 誰だれかの為ために
微笑ほほえみ浮うかべて
生なまぬるい春風はるかぜが
その髪かみを揺ゆらしてた
どこか遠とおくの夢ゆめのような
別べつの世界せかいのことのような
孤独こどくを連つれたその肩かたを
せめて僕ぼくに せめて僕ぼくにあずけてよ
当aたりtari障sawaりのないようなrinonaiyouna 言葉kotobaしかshika
思omoいi浮uかばないkabanai
君kimiがga今ima抱idaいてるiteru 痛itaみすらmisura
わかってやれないwakatteyarenai
僕bokuばかりbakari救sukuわれてwarete
話hanashiにならんじゃないかninaranjanaika
何naniかka君kimiにni渡wataせるものがserumonoga
僕bokuのno中nakaにあるといいけどniarutoiikedo
確tashiかなものがkanamonoga見miつからないtsukaranai
他hokaにないかninaika 他hokaにないかとninaikato探sagaしてshite
このkono広hiroいi街machiのno中naka 人混hitogoみのmino中nakaでde
君kimiはha君kimiでいるdeiru
地chiにni足ashiをつけながらwotsukenagara 誰dareかのkano為tameにni
微笑hohoeみmi浮uかべてkabete
生namaぬるいnurui春風harukazeがga
そのsono髪kamiをwo揺yuらしてたrashiteta
どこかdokoka遠tooくのkuno夢yumeのようなnoyouna
別betsuのno世界sekaiのことのようなnokotonoyouna
孤独kodokuをwo連tsuれたそのretasono肩kataをwo
せめてsemete僕bokuにni せめてsemete僕bokuにあずけてよniazuketeyo