人魚の恋～風になって～ 歌詞 辛島美登里 ふりがな付

静しずかだね 海うみの底そこ
せつないね 月つきの青あお
何なにしても 届とどかない
これ以上いじょう 望のぞめない

愛あいを失なくして 夢ゆめは壊こわれて
魂たましいは 一度いちど 死しにました

風かぜになってどこへ 風かぜになって行いこう
戻もどれる場所ばしょはもうないの
風かぜになって全部ぜんぶ 風かぜになって消きえた
私わたしはなんのために・・・生うまれた?

這はうようにね 手てに入いれた
恋こいなのにね 逃にげてった
真まっ暗くらだね でも闇やみは
いつかはね 明あけるかな

傷きずつけるより 傷きずつくほうで
よかったと思おもったら 景色けしきが変かわった

風かぜになってどこへ 風かぜになって行いこう
悲かなしみを知しった分ぶんだけ
私わたしだって何なにか 私わたしだってできる
誰だれかの痛いたみが今いま 聞きこえる

さぁ、物語ものがたりは 始はじまったばかり

風かぜになってどこへ 風かぜになって行いこう
悲かなしみを知しった分ぶんだけ
温あたたまった身体からだ 愛あいになって運はこぶ
どこかで私わたしを待まつ あなたへ
未来みらいへ・・・