旅たびに出でて良よかった
一人旅ひとりたびだから良よかった
一人ひとりで行いって良よかった
足あしのむくまま 気きの向むくままに
あぜ道みちの先さきの てっぺんに 柿かきの木き一本いっぽん 見みえてきた
枝えだには葉はっぱが4、5枚まいついて 熟じゅくした柿かきが ぶら下さがる
柿かきの実取みとろうと 背伸せのびして 飛とび上あがる 飛とび上あがる
クモの巣す 頭あたまにひっかかり 片足かたあし田たんぼに つっこんだ
こんな自分じぶんがいたのかと 思おもわず笑わらいが込こみ上あげる
こんな自分じぶんがいたなんて 一人笑ひとりわらいもいいもんだ
海うみの向むこうに 太陽たいようが 真まっ赤かに染そまって落おちてゆく
海沿うみぞい走はしる 列車れっしゃの中なかで 一人ひとりで撮とった携帯けいたいに
うつった顔かおは 子供こどもだな 嬉うれしくて 嬉うれしくて
誰だれかに見みられていないかと 周まわりを見渡みわたす 俺おれだった
こんな自分じぶんがいたのかと 思おもわず笑わらいが込こみ上あげる
こんな自分じぶんがいたなんて 一人笑ひとりわらいもいいもんだ
旅たびに出でて良よかった
自分じぶん探さがしで良よかった
一人ひとりで行いって良よかった
俺おれのほんとの一人旅ひとりたび
旅tabiにni出deてte良yoかったkatta
一人旅hitoritabiだからdakara良yoかったkatta
一人hitoriでde行iってtte良yoかったkatta
足ashiのむくままnomukumama 気kiのno向muくままにkumamani
あぜaze道michiのno先sakiのno てっぺんにteppenni 柿kakiのno木ki一本ippon 見miえてきたetekita
枝edaにはniha葉haっぱがppaga4、5枚maiついてtsuite 熟jukuしたshita柿kakiがga ぶらbura下saがるgaru
柿kakiのno実取mitoろうとrouto 背伸senoびしてbishite 飛toびbi上aがるgaru 飛toびbi上aがるgaru
クモkumoのno巣su 頭atamaにひっかかりnihikkakari 片足kataashi田taんぼにnboni つっこんだtsukkonda
こんなkonna自分jibunがいたのかとgaitanokato 思omoわずwazu笑waraいがiga込koみmi上aげるgeru
こんなkonna自分jibunがいたなんてgaitanante 一人笑hitoriwaraいもいいもんだimoiimonda
海umiのno向muこうにkouni 太陽taiyouがga 真maっxtu赤kaにni染soまってmatte落oちてゆくchiteyuku
海沿umizoいi走hashiるru 列車ressyaのno中nakaでde 一人hitoriでde撮toったtta携帯keitaiにni
うつったutsutta顔kaoはha 子供kodomoだなdana 嬉ureしくてshikute 嬉ureしくてshikute
誰dareかにkani見miられていないかとrareteinaikato 周mawaりをriwo見渡miwataすsu 俺oreだったdatta
こんなkonna自分jibunがいたのかとgaitanokato 思omoわずwazu笑waraいがiga込koみmi上aげるgeru
こんなkonna自分jibunがいたなんてgaitanante 一人笑hitoriwaraいもいいもんだimoiimonda
旅tabiにni出deてte良yoかったkatta
自分jibun探sagaしでshide良yoかったkatta
一人hitoriでde行iってtte良yoかったkatta
俺oreのほんとのnohontono一人旅hitoritabi