群むれにはぐれた 一羽いちわのかもめ
風かぜに吹ふかれて 揺ゆれながら
どこへ行ゆくやら 帰かえるやら
月つきの松島まつしま 後あとにして
遥はるか彼方かなたの 空そら高たかく
枯葉かれは舞まい散ちる 峠とうげの道みちを
来くれば湯ゆけむり いやし宿やど
旅たびの情なさけの 温ぬくもりか
会津あいづ磐梯ばんだい 見上みあげれば
白しろい帽子ぼうしの 冬化粧ふゆげしょう
ひとりみちのく 旅たびするからは
寒さむさ辛つらさに 耐たえながら
流ながれ重かさねて 辿たどりつく
雪ゆきの十和田湖とわだこ しんしんと
春はるの景色けしきが 見みえるまで
群muれにはぐれたrenihagureta 一羽ichiwaのかもめnokamome
風kazeにni吹fuかれてkarete 揺yuれながらrenagara
どこへdokohe行yuくやらkuyara 帰kaeるやらruyara
月tsukiのno松島matsushima 後atoにしてnishite
遥haruかka彼方kanataのno 空sora高takaくku
枯葉kareha舞maいi散chiるru 峠tougeのno道michiをwo
来kuればreba湯yuけむりkemuri いやしiyashi宿yado
旅tabiのno情nasaけのkeno 温nukuもりかmorika
会津aidu磐梯bandai 見上miaげればgereba
白shiroいi帽子boushiのno 冬化粧fuyugesyou
ひとりみちのくhitorimichinoku 旅tabiするからはsurukaraha
寒samuさsa辛tsuraさにsani 耐taえながらenagara
流nagaれre重kasaねてnete 辿tadoりつくritsuku
雪yukiのno十和田湖towadako しんしんとshinshinto
春haruのno景色keshikiがga 見miえるまでerumade