想い出モノクローム 歌詞 竹村こずえ ふりがな付

前まえぶれなしに 別わかれを告つげて
あんたは部屋へやを 出でて行いった
ナイフが心こころに 刺ささったままの
私わたしをひとり 残のこして…
振ふり返かえることもなく ドアに消きえた背中せなか
崩くずれる想おもい出で 音おとさえもたてずに モノクローム

破やぶった写真しゃしん つなげてみても
ふたりの笑顔えがお 戻もどらない
ひとりで生いきては ゆけないことが
何なにより怖こわい 私わたしは…
テーブルに捨すてられた 鈍にぶく光ひかる指輪ゆびわ
薄うすれる面影おもかげ 夢ゆめさえも霞かすんで モノクローム

忘わすれて行いった レコード聴きけば
愛いとしい日々ひびが よみがえる
哀かなしい癖くせだわ 半分はんぶんいまも
ベッドを空あけて 眠ねむるの…
枯かれ果はてることもなく 頬ほおを伝つたう涙なみだ
崩くずれる想おもい出で 音おとさえもたてずに モノクローム