人ひとの浮世うきよは 辛つらいというが
木場きばの掟おきてにゃ 歯はがたたぬ
親子おやこ三代さんだい さかずき一ひとつ
守まもりつづけた 深川ふかがわ仁義じんぎ
筏いかだながしは いのちがけ
死しぬも生いきるも 笑わらうも泣なくも
こころ次第しだいと いうけれど
木場きばの男おとこにゃ 理屈りくつは無用むよう
意地いじも人情にんじょうも 丸太まるたで裁さばく
晴はれて笑顔えがおの 春はるを待まつ
木き遣づかい一いっト節ぶし その一いっト節ぶしに
絡からみ合あわせた 夢ゆめいくつ
夢ゆめを抱かかえて 深川ふかがわ百年ひゃくねん
人ひとは変かわれど 変かわらぬものは
水みずのながれと 木場きばの月つき
人hitoのno浮世ukiyoはha 辛tsuraいというがitoiuga
木場kibaのno掟okiteにゃnya 歯haがたたぬgatatanu
親子oyako三代sandai さかずきsakazuki一hitoつtsu
守mamoりつづけたritsuduketa 深川fukagawa仁義jingi
筏ikadaながしはnagashiha いのちがけinochigake
死shiぬもnumo生iきるもkirumo 笑waraうもumo泣naくもkumo
こころkokoro次第shidaiとto いうけれどiukeredo
木場kibaのno男otokoにゃnya 理屈rikutsuはha無用muyou
意地ijiもmo人情ninjouもmo 丸太marutaでde裁sabaくku
晴haれてrete笑顔egaoのno 春haruをwo待maつtsu
木ki遣dukaいi一ixtuトto節bushi そのsono一ixtuトto節bushiにni
絡karaみmi合aわせたwaseta 夢yumeいくつikutsu
夢yumeをwo抱kakaえてete 深川fukagawa百年hyakunen
人hitoはha変kawaれどredo 変kawaらぬものはranumonoha
水mizuのながれとnonagareto 木場kibaのno月tsuki