季節きせつを幾いくつ 重かさねても
体からだを幾夜いくよ 重かさねても
こころ縛しばれた わけじゃなし
今宵こよいの月つきは 十六夜いざよいか
痩やせゆく月つきが また満みちる
二十六にじゅうろく夜やを 待まつばかり
どうにもならぬ 恋こいならば
あきらめきれぬ 人ひとならば
いっそ他人たにんで 居いたかった
南蛮煙管なんばんきせる 想おもい草ぐさ
夜風よかぜに揺ゆれて 咲さく花はなも
恋こいに迷まようた あはれ花ばな
捨すてられた唄うた 月つきあかり
静寂しじまの中なかで 鳴なく声こえは
忘わすれ蟋蟀こおろぎ 切せつなかろう
膝ひざを抱かかえて 見みる夢ゆめは
十六夜いざよい円舞曲ワルツ なつかしい
胸むねのぬくみか やすらぎか
胸むねのぬくみか やすらぎか
季節kisetsuをwo幾ikuつtsu 重kasaねてもnetemo
体karadaをwo幾夜ikuyo 重kasaねてもnetemo
こころkokoro縛shibaれたreta わけじゃなしwakejanashi
今宵koyoiのno月tsukiはha 十六夜izayoiかka
痩yaせゆくseyuku月tsukiがga またmata満miちるchiru
二十六nijuuroku夜yaをwo 待maつばかりtsubakari
どうにもならぬdounimonaranu 恋koiならばnaraba
あきらめきれぬakiramekirenu 人hitoならばnaraba
いっそisso他人taninでde 居iたかったtakatta
南蛮煙管nanbankiseru 想omoいi草gusa
夜風yokazeにni揺yuれてrete 咲saくku花hanaもmo
恋koiにni迷mayoうたuta あはれahare花bana
捨suてられたterareta唄uta 月tsukiあかりakari
静寂shijimaのno中nakaでde 鳴naくku声koeはha
忘wasuれre蟋蟀koorogi 切setsuなかろうnakarou
膝hizaをwo抱kakaえてete 見miるru夢yumeはha
十六夜izayoi円舞曲warutsu なつかしいnatsukashii
胸muneのぬくみかnonukumika やすらぎかyasuragika
胸muneのぬくみかnonukumika やすらぎかyasuragika