回転かいてんドアを
音おともなくくぐりぬけ
表おもてへとびだした それから
聞きこえないひと言ことを
ガラス越ごしにいった
とても遠とおくに行いこうとしてる
最初さいしょから知しっていたことは
なんとなく消きえていきそうな
人ひとだった
小ちいさくなる
街並まちなみを見下みおろして
もしかするとこれで終おわりか
あの人ひとが言いったのだから
たぶんそれが本当ほんとう
忘わすれないで
それともいつか
空そらへと高たかく上のぼっていけば
さっきまでのことが
現実味げんじつみを失なくしていく
青あおい波なみが夜よるへと変かわる
とり残のこされた光ひかりの廃墟はいきょ
傾かたむいているのか
この街まちは
この夜よるごと
回転kaitenドアdoaをwo
音otoもなくくぐりぬけmonakukugurinuke
表omoteへとびだしたhetobidashita それからsorekara
聞kiこえないひとkoenaihito言kotoをwo
ガラスgarasu越goしにいったshiniitta
とてもtotemo遠tooくにkuni行iこうとしてるkoutoshiteru
最初saisyoからkara知shiっていたことはtteitakotoha
なんとなくnantonaku消kiえていきそうなeteikisouna
人hitoだったdatta
小chiiさくなるsakunaru
街並machinaみをmiwo見下mioろしてroshite
もしかするとこれでmoshikasurutokorede終oわりかwarika
あのano人hitoがga言iったのだからttanodakara
たぶんそれがtabunsorega本当hontou
忘wasuれないでrenaide
それともいつかsoretomoitsuka
空soraへとheto高takaくku上noboっていけばtteikeba
さっきまでのことがsakkimadenokotoga
現実味genjitsumiをwo失naくしていくkushiteiku
青aoいi波namiがga夜yoruへとheto変kaわるwaru
とりtori残nokoされたsareta光hikariのno廃墟haikyo
傾katamuいているのかiteirunoka
このkono街machiはha
このkono夜yoruごとgoto