わたすげの わたすげの
白しろい穂ほ玉たまが 風かぜに舞まい
あなたの肩かたに わたしの髪かみに
とまってふるえて またとんだ
たわむれに
はじめてくちびる ふれあった
幼おさない恋こいの しのび逢あい
あの日ひとおなじ 夕陽ゆうひがもえる
指ゆびきりの 指ゆびきりの
深ふかい意味いみなど わからずに
たがいにつよく むすんだ指ゆびの
痛いたみがいとしい 草くさの丘おか
まぼろしと
あきらめきれない わたすげは
おとなになった ためでしょか
絵本えほんのままで おきたいけれど
わたすげの わたすげの
白しろい穂ほ玉たまよ ときどきは
ふるさと捨すてた あなたの夢ゆめに
わたしといっしょに とんでよね
うたかたの
はかない緑えにしと しりながら
月日つきひじゃ消きえぬ 遠とおいひと
もうすぐ雪ゆきに 埋うもれます
わたすげのwatasugeno わたすげのwatasugeno
白shiroいi穂ho玉tamaがga 風kazeにni舞maいi
あなたのanatano肩kataにni わたしのwatashino髪kamiにni
とまってふるえてtomattefuruete またとんだmatatonda
たわむれにtawamureni
はじめてくちびるhajimetekuchibiru ふれあったfureatta
幼osaないnai恋koiのno しのびshinobi逢aいi
あのano日hiとおなじtoonaji 夕陽yuuhiがもえるgamoeru
指yubiきりのkirino 指yubiきりのkirino
深fukaいi意味imiなどnado わからずにwakarazuni
たがいにつよくtagainitsuyoku むすんだmusunda指yubiのno
痛itaみがいとしいmigaitoshii 草kusaのno丘oka
まぼろしとmaboroshito
あきらめきれないakiramekirenai わたすげはwatasugeha
おとなになったotonaninatta ためでしょかtamedesyoka
絵本ehonのままでnomamade おきたいけれどokitaikeredo
わたすげのwatasugeno わたすげのwatasugeno
白shiroいi穂ho玉tamaよyo ときどきはtokidokiha
ふるさとfurusato捨suてたteta あなたのanatano夢yumeにni
わたしといっしょにwatashitoissyoni とんでよねtondeyone
うたかたのutakatano
はかないhakanai緑enishiとto しりながらshirinagara
月日tsukihiじゃja消kiえぬenu 遠tooいひとihito
もうすぐmousugu雪yukiにni 埋uもれますmoremasu