憂鬱なロザンナ 歌詞 岩瀬敬吾 ふりがな付

替かえは捨すてるほど居いた
誰だれも捨すてられぬといいな
愛あいせぬ日々ひびをなじった毎日まいにちは
軽かるく返かえすキャッチボールみたいさ
はずさないで過すごした
安全あんぜんな前まえで祈いのるんだ
今いまだけが辛つらいんだと

風向かざむきに揺ゆらぎ出だす
安心感あんしんかんに浸つかりきる
劣等感れっとうかんは未来みらいに続つづく視界しかいを塞ふさいだ
帰かえりたい気持きもちを濁にごした
素肌すはだに合あう理解りかいを探さがしている

ろくにない
体中からだじゅう助たすかる世界せかい
傾かたむく 気きがつけば
傾かたむく そしてひどく そしてひどく

昼間ひるま行いった街並まちなみが好すきになって
少すこしほっとした

甘あまくミツに混まじった感かんじ装よそおい
口走くちばしる言葉ことばから匂におう誘惑ゆうわくに迷まよい込こみだした
疑うたがえば世界せかいも見放みはなした
しばらくは暗くらいが掴つかんでみる

高たかい部屋へやから見渡みわたした街まちは
心地ここちよい車くるまの音おと
ただ広ひろい空そらは続つづく 雲くもは積つもる
不安定ふあんていな日ひには浮うかぶ気体きたいになって過すごした
目眩めまいがした日ひには時間じかんに逆さからって過すごした