冬ふゆのわずかな日射ひざし集あつめて
凛りんと咲さいた水仙すいせんの花はな
庭先にわさきに出でた妹いもうとが
花鋏はなばさみの音おと ひびかせている
花嫁はなよめになるまでの残のこされた日々ひびを
そぞろな気持きもちで今いまいるのだろう
妹いもうとよ
胸むねによぎった恋こいも悲かなしみも
たち切きるような鋏はさみの音おとを
障子しょうじごしに私わたしは聞きいてる
目覚めざめたばかりの故郷こきょうの家いえ
ほらこんなにきれいよと笑わらう
あごのあたり水仙すいせんが揺ゆれる
頑固者がんこものの父とうさんが
この頃ごろおとなしくなってしまった
花嫁はなよめになるまでの残のこされた日々ひびを
たくさん孝行こうこうしてあげなくちゃね
妹いもうとよ
たったふたりの姉あねと妹いもうとで
生花せいかするのも久ひさしぶりの事こと
奥おくの部屋へやで母かあさんが呼よんでる
緋色ひいろの打うち掛かけ 畳たたみにひろげて
緋色ひいろの打うち掛かけ 畳たたみにひろげて
冬fuyuのわずかなnowazukana日射hizaしshi集atsuめてmete
凛rinとto咲saいたita水仙suisenのno花hana
庭先niwasakiにni出deたta妹imoutoがga
花鋏hanabasamiのno音oto ひびかせているhibikaseteiru
花嫁hanayomeになるまでのninarumadeno残nokoされたsareta日々hibiをwo
そぞろなsozorona気持kimochiでde今imaいるのだろうirunodarou
妹imoutoよyo
胸muneによぎったniyogitta恋koiもmo悲kanaしみもshimimo
たちtachi切kiるようなruyouna鋏hasamiのno音otoをwo
障子syoujiごしにgoshini私watashiはha聞kiいてるiteru
目覚mezaめたばかりのmetabakarino故郷kokyouのno家ie
ほらこんなにきれいよとhorakonnanikireiyoto笑waraうu
あごのあたりagonoatari水仙suisenがga揺yuれるreru
頑固者gankomonoのno父touさんがsanga
このkono頃goroおとなしくなってしまったotonashikunatteshimatta
花嫁hanayomeになるまでのninarumadeno残nokoされたsareta日々hibiをwo
たくさんtakusan孝行koukouしてあげなくちゃねshiteagenakuchane
妹imoutoよyo
たったふたりのtattafutarino姉aneとto妹imoutoでde
生花seikaするのもsurunomo久hisaしぶりのshiburino事koto
奥okuのno部屋heyaでde母kaaさんがsanga呼yoんでるnderu
緋色hiiroのno打uちchi掛kaけke 畳tatamiにひろげてnihirogete
緋色hiiroのno打uちchi掛kaけke 畳tatamiにひろげてnihirogete