遠とおき思おもい出でに泡沫ほうまつの夢ゆめの調しらべ奏かなで
淡あわく香かおり立たつ ふるさとの愛いとし水面すいめん
月つきは美うつくしけりな 花はなは万華鏡まんげきょう
母ははの御おん手てに抱いだかれ 浮うかぶ陽炎かげろう
通とおり過すぎた温ぬくもりを
胸むねに刻きざむ影法師かげぼうし
時ときは流ながれる 川かわのように
過すぎた想おもいは輝かがやいて
失うしなったものはここにあるよ
君きみの中なかにもほら
雨あめは降ふり注そそぎ 木々きぎの間あいだを流ながれ落おちて
水みずは形かたちを変かえ 巡めぐり巡めぐる旅たびをする
夜よるは雫しずくとなりて 乾かわきを潤うるおし
日ひが昇のぼりゆくころ 消きえる朝露あさつゆ
皆みんなが眠ねむり沈しずむ頃ころ
蕾つぼみは開あき始はじめる
花はなは咲さいた 人知ひとしれずに
街まちの隅すみっこで一人ひとりきり
積つみ重かさねた想おもいを咲さかせるのは
誰だれかのためじゃない
泥どろにまみれ 転ころげ回まわり
はしゃいで笑わらって無邪気むじゃきだった
『夢ゆめ』
光ひかって眩まぶしかった
君きみだって今いまもほら
出会であい別わかれ 日々ひびは流ながれ
今日きょうも 私わたしがこぼれてく
染しみ込こんだ想おもいも胸むねに抱かかえ
明日あしたへ進すすんでいく
いつか君きみの元もとへ届とどいたなら
ずっとそばにいてね
遠tooきki思omoいi出deにni泡沫houmatsuのno夢yumeのno調shiraべbe奏kanaでde
淡awaくku香kaoりri立taつtsu ふるさとのfurusatono愛itoしshi水面suimen
月tsukiはha美utsukuしけりなshikerina 花hanaはha万華鏡mangekyou
母hahaのno御on手teにni抱idaかれkare 浮uかぶkabu陽炎kagerou
通tooりri過suぎたgita温nukuもりをmoriwo
胸muneにni刻kizaむmu影法師kageboushi
時tokiはha流nagaれるreru 川kawaのようにnoyouni
過suぎたgita想omoいはiha輝kagayaいてite
失ushinaったものはここにあるよttamonohakokoniaruyo
君kimiのno中nakaにもほらnimohora
雨ameはha降fuりri注sosoぎgi 木々kigiのno間aidaをwo流nagaれre落oちてchite
水mizuはha形katachiをwo変kaえe 巡meguりri巡meguるru旅tabiをするwosuru
夜yoruはha雫shizukuとなりてtonarite 乾kawaきをkiwo潤uruoしshi
日hiがga昇noboりゆくころriyukukoro 消kiえるeru朝露asatsuyu
皆minnaがga眠nemuりri沈shizuむmu頃koro
蕾tsubomiはha開aきki始hajiめるmeru
花hanaはha咲saいたita 人知hitoshiれずにrezuni
街machiのno隅sumiっこでkkode一人hitoriきりkiri
積tsuみmi重kasaねたneta想omoいをiwo咲saかせるのはkaserunoha
誰dareかのためじゃないkanotamejanai
泥doroにまみれnimamire 転koroげge回mawaりri
はしゃいでhasyaide笑waraってtte無邪気mujakiだったdatta
『夢yume』
光hikaってtte眩mabuしかったshikatta
君kimiだってdatte今imaもほらmohora
出会deaいi別wakaれre 日々hibiはha流nagaれre
今日kyouもmo 私watashiがこぼれてくgakoboreteku
染shiみmi込koんだnda想omoいもimo胸muneにni抱kakaえe
明日ashitaへhe進susuんでいくndeiku
いつかitsuka君kimiのno元motoへhe届todoいたならitanara
ずっとそばにいてねzuttosobaniitene