覆おおいかぶさる夜よる 凍こごえさせようとする
落おちるように身みを投なげて 僕ぼくを見みて言いった
「うんざりしていたの」
「遠とおく突つき放はなされてく気きがしていた」
「私自身わたくしじしんをどこかで失なくしてる」
あぁでもそれはどこ?
それは何なに? 教おしえてよ
「分わからないよ 今いまはもう ただ眠ねむいだけ」
失うしなうことだけを 君きみは恐おそれていて
僕ぼくは君きみになにも 与あたえられないようだ
「知しらない人ひとみたい」
「あなたの表情ひょうじょうさえ見みえなくて」
「冷つめたい夜よるに陰かげり 身みを隠かくす」
あぁ僕ぼくはここだよ
近ちかづいて 触ふれてくれ
目めを閉とじて 君きみはもう ただ眠ねむるだけ
覆ooいかぶさるikabusaru夜yoru 凍kogoえさせようとするesaseyoutosuru
落oちるようにchiruyouni身miをwo投naげてgete 僕bokuをwo見miてte言iったtta
「うんざりしていたのunzarishiteitano」
「遠tooくku突tsuきki放hanaされてくsareteku気kiがしていたgashiteita」
「私自身watakushijishinをどこかでwodokokade失naくしてるkushiteru」
あぁでもそれはどこaademosorehadoko?
それはsoreha何nani? 教oshiえてよeteyo
「分waからないよkaranaiyo 今imaはもうhamou ただtada眠nemuいだけidake」
失ushinaうことだけをukotodakewo 君kimiはha恐osoれていてreteite
僕bokuはha君kimiになにもninanimo 与ataえられないようだerarenaiyouda
「知shiらないranai人hitoみたいmitai」
「あなたのanatano表情hyoujouさえsae見miえなくてenakute」
「冷tsumeたいtai夜yoruにni陰kageりri 身miをwo隠kakuすsu」
あぁaa僕bokuはここだよhakokodayo
近chikaづいてduite 触fuれてくれretekure
目meをwo閉toじてjite 君kimiはもうhamou ただtada眠nemuるだけrudake