びゅうと音おとを立たてて 耳元みみもと通とおった風かぜ
突風とっぷうに飛とばされぬよう いつしか手てを取とり合あっていた
きっとこんな風ふうに 僕ぼくらは始はじまりだし
未来みらいが曇くもらないよう 必死ひっしに見みつめ合あってた
4よっつの靴くつを並ならべて
下くだり最終さいしゅう列車れっしゃ 見過みすごして 佇たたずんだ弥生やよいの隅すみ
見慣みなれない明日あしたを 見みつめていた
夜よるにぶらりと下さがる信号しんごうと 薄紅うすべにの空そらの下したで
頼たよりないその手てを 掴つかんで
すっと香かおりが立たち 首元くびもと通とおった風かぜ
時間じかんはあっという間まに 季節きせつを入いれ替かえてた
5いつつ数かぞえて そっと目めを閉とじ
6むっつ目めで手てを 重かさねた
ちりちりと頬ほおを焦こげつかすような 照てれくさい時ときを過すぎて
素晴すばらしい明日あすを 信しんじていた
愛あいが何なにかを知しらぬ若人わこうどが 愛情あいじょうを試ためしあって
流ながすべき涙なみだを 流ながした
上のぼり最終さいしゅう列車れっしゃ 飛とび乗のって 動うごき出だす弥生やよいの隅すみ
見慣みなれない明日あすを 見みつめながら
夢ゆめも現実げんじつさえも混まぜ込こんで 渦巻うずまく綺麗きれいな空そらへ
暖あたたかい手てと手てを 掴つかんで
びゅうとbyuuto音otoをwo立taててtete 耳元mimimoto通tooったtta風kaze
突風toppuuにni飛toばされぬようbasarenuyou いつしかitsushika手teをwo取toりri合aっていたtteita
きっとこんなkittokonna風fuuにni 僕bokuらはraha始hajiまりだしmaridashi
未来miraiがga曇kumoらないようranaiyou 必死hisshiにni見miつめtsume合aってたtteta
4yoxtuつのtsuno靴kutsuをwo並naraべてbete
下kudaりri最終saisyuu列車ressya 見過misuごしてgoshite 佇tatazuんだnda弥生yayoiのno隅sumi
見慣minaれないrenai明日ashitaをwo 見miつめていたtsumeteita
夜yoruにぶらりとniburarito下saがるgaru信号shingouとto 薄紅usubeniのno空soraのno下shitaでde
頼tayoりないそのrinaisono手teをwo 掴tsukaんでnde
すっとsutto香kaoりがriga立taちchi 首元kubimoto通tooったtta風kaze
時間jikanはあっというhaattoiu間maにni 季節kisetsuをwo入iれre替kaえてたeteta
5itsutsu数kazoえてete そっとsotto目meをwo閉toじji
6muxtuつtsu目meでde手teをwo 重kasaねたneta
ちりちりとchirichirito頬hooをwo焦koげつかすようなgetsukasuyouna 照teれくさいrekusai時tokiをwo過suぎてgite
素晴subaらしいrashii明日asuをwo 信shinじていたjiteita
愛aiがga何naniかをkawo知shiらぬranu若人wakoudoがga 愛情aijouをwo試tameしあってshiatte
流nagaすべきsubeki涙namidaをwo 流nagaしたshita
上noboりri最終saisyuu列車ressya 飛toびbi乗noってtte 動ugoきki出daすsu弥生yayoiのno隅sumi
見慣minaれないrenai明日asuをwo 見miつめながらtsumenagara
夢yumeもmo現実genjitsuさえもsaemo混maぜze込koんでnde 渦巻uzumaくku綺麗kireiなna空soraへhe
暖atataかいkai手teとto手teをwo 掴tsukaんでnde