模型飛行機 歌詞 鈴村健一 ふりがな付

午前ごぜん二時にじ見慣みなれた天井てんじょうに報告ほうこく
染しみついたフォーマットで
今日きょうの日ひもちゃんとクリアしたよ
まぁなんていうか競馬けいばで言いえば"逃にげ切きり型がた"
最大さいだい公約数こうやくすうの労力ろうりょくで呼吸こきゅうする術すべを身みにつけたら
愛想笑あいそわらいがふえた
「それも今いまの答こたえ」とねじ伏ふせているよ

遠とおい日ひに解とき放はなった模型もけい飛行機ひこうきが
夜よるの空そら はしゃぐように飛とび続つづけてるよ
大人おとなになるほど向むかい風かぜだけど
見みたことない景色けしき いつも探さがしてる

飽あきもせず泥どろ遊あそびしてた頃ころを
脳のうみそはデリートで
でも身体からだは覚おぼえてるはずだ
ここ何年なんねんかダイエットなんかにはまってさ
"新あたらしい自分じぶんを見みつける"
そんな大義名分たいぎめいぶんがちらついて心こころだけ痩やせてく
本当ほんとうの自分じぶんのこと思おもい出だせないよ

僕ぼくの空そら どこまでも模型もけい飛行機ひこうきは
力強ちからづよく風かぜに乗のって飛とび続つづけてるよ
胸むねの中なかにある無邪気むじゃきな感覚かんかくを
信しんじてたい 繰くり返かえしの日々ひびの中なか

雲くも一ひとつない空そらを模型もけい飛行機ひこうきは
ちっぽけなプロペラで飛とび続つづけてるよ
ただまっすぐに自由じゆうにほら もう気きづいてるさ
目めの前まえの今いまをちゃんと動力どうりょくに
受うけ止とめるんだ 無垢むくに両手りょうてをひろげて