鮮あざやかな幻まぼろしに 埋うめ尽つくされた体からだ
背中せなかに残のこったままの 歯型はがた 爪つめの跡あと
かかとで無情むじょうを鳴ならし 尽つきた日々ひびの坂道さかみち
君きみはまた同おなじように 傷きずを見みせに来きた
やがて失うしなわれてゆく その時間じかんが触ふれたもの
青あお醒さめた海うみの深ふかくに 沈しずめたから
燃もえ移うつるほど傍そばに来きて 凍いてつくこの身みを溶とかして
たとえ記憶きおくが息いきをしなくなっても
今いまそこにある君きみが愛いとしい
敷しき詰つめた幻まぼろしに 紛まぎれた君きみを探さがす
背中せなかに刺ささったままの 薔薇ばらの花はなが枯かれずにいた
やがて失うしなわれてゆく その実感じっかんと呼よべるもの
青あお醒さめた海うみの深ふかくに 沈しずめたくて
目めに映うつるすべての意味いみが 砂すなに呑のみ込こまれてしまう
たとえ記憶きおくが二度にどと帰かえらなくても
君きみだけは離はなせずにいたんだ
燃もえ移うつるほど傍そばに来きて 凍いてつくこの身みを溶とかして
たとえ記憶きおくが息いきをしなくなっても
今いまそこにある君きみが愛いとしい
鮮azaやかなyakana幻maboroshiにni 埋uめme尽tsuくされたkusareta体karada
背中senakaにni残nokoったままのttamamano 歯型hagata 爪tsumeのno跡ato
かかとでkakatode無情mujouをwo鳴naらしrashi 尽tsuきたkita日々hibiのno坂道sakamichi
君kimiはまたhamata同onaじようにjiyouni 傷kizuをwo見miせにseni来kiたta
やがてyagate失ushinaわれてゆくwareteyuku そのsono時間jikanがga触fuれたものretamono
青ao醒saめたmeta海umiのno深fukaくにkuni 沈shizuめたからmetakara
燃moえe移utsuるほどruhodo傍sobaにni来kiてte 凍iてつくこのtetsukukono身miをwo溶toかしてkashite
たとえtatoe記憶kiokuがga息ikiをしなくなってもwoshinakunattemo
今imaそこにあるsokoniaru君kimiがga愛itoしいshii
敷shiきki詰tsuめたmeta幻maboroshiにni 紛magiれたreta君kimiをwo探sagaすsu
背中senakaにni刺saさったままのsattamamano 薔薇baraのno花hanaがga枯kaれずにいたrezuniita
やがてyagate失ushinaわれてゆくwareteyuku そのsono実感jikkanとto呼yoべるものberumono
青ao醒saめたmeta海umiのno深fukaくにkuni 沈shizuめたくてmetakute
目meにni映utsuるすべてのrusubeteno意味imiがga 砂sunaにni呑noみmi込koまれてしまうmareteshimau
たとえtatoe記憶kiokuがga二度nidoとto帰kaeらなくてもranakutemo
君kimiだけはdakeha離hanaせずにいたんだsezuniitanda
燃moえe移utsuるほどruhodo傍sobaにni来kiてte 凍iてつくこのtetsukukono身miをwo溶toかしてkashite
たとえtatoe記憶kiokuがga息ikiをしなくなってもwoshinakunattemo
今imaそこにあるsokoniaru君kimiがga愛itoしいshii