白しろい背中せなかを 夕日ゆうひが縁取ふちどる
黒くろい瞳ひとみに 火種ひだねを隠かくして
近付ちかづく程ほどに熱ねつを帯おびてゆく
重かさなる影かげと 罪つみを見みた
あの日ひの傷跡きずあとが 君きみを引ひき戻もどした
何なに食くわぬ顔かおで
絡からまり うずくまり 答こたえも聞きかずに
許ゆるしたその隙すきに 燃もえて拡ひろがる
互たがいに春はるを 待まち切きれず
ほつれた髪かみに 途切とぎれた声こえが
緩ゆるく結むすんだ 唇くちびるが
絡からまり うずくまり 答こたえも聞きかずに
許ゆるしたその隙すきに 燃もえて拡ひろがる
耳みみを塞ふさぐ吐息といき 焼やけ落おちた空そら
この身みを引ひき離はなす 時ときを逃のがした
互たがいに春はるを待まち切きれず
白shiroいi背中senakaをwo 夕日yuuhiがga縁取fuchidoるru
黒kuroいi瞳hitomiにni 火種hidaneをwo隠kakuしてshite
近付chikaduくku程hodoにni熱netsuをwo帯oびてゆくbiteyuku
重kasaなるnaru影kageとto 罪tsumiをwo見miたta
あのano日hiのno傷跡kizuatoがga 君kimiをwo引hiきki戻modoしたshita
何nani食kuわぬwanu顔kaoでde
絡karaまりmari うずくまりuzukumari 答kotaeもmo聞kiかずにkazuni
許yuruしたそのshitasono隙sukiにni 燃moえてete拡hiroがるgaru
互tagaいにini春haruをwo 待maちchi切kiれずrezu
ほつれたhotsureta髪kamiにni 途切togiれたreta声koeがga
緩yuruくku結musuんだnda 唇kuchibiruがga
絡karaまりmari うずくまりuzukumari 答kotaeもmo聞kiかずにkazuni
許yuruしたそのshitasono隙sukiにni 燃moえてete拡hiroがるgaru
耳mimiをwo塞fusaぐgu吐息toiki 焼yaけke落oちたchita空sora
このkono身miをwo引hiきki離hanaすsu 時tokiをwo逃nogaしたshita
互tagaいにini春haruをwo待maちchi切kiれずrezu