待まちくだびれて 宵よいおぼろ
あの娘この顔かおも わからない
俺おれがこれほど 純じゅんだとは
涙なみだこぼして 気きがついた
はじめて親おやに さからって
この愛あいひとつ つらぬくと
若わかい娘むすめが きつい目めで
俺おれをにらんだ ことがある
息いきせききって 駆かけて来きて
このまま連つれて 逃にげてよと
重おもい鞄かばんを さし出だして
わたしあなたのものと言いう
くちべにつけて 爪つめを塗ぬり
女おんなの匂におい 少すこしつけ
急きゅうに大人おとなのふりをして
なのに涙なみだを流ながしてる
いつしか宵よいは 夜よるになり
月つき見みる花はなも 影かげになり
俺おれはこの娘むすめの一生いっしょうを
抱だいて歩あるくと手てをつなぐ
待maちくだびれてchikudabirete 宵yoiおぼろoboro
あのano娘koのno顔kaoもmo わからないwakaranai
俺oreがこれほどgakorehodo 純junだとはdatoha
涙namidaこぼしてkoboshite 気kiがついたgatsuita
はじめてhajimete親oyaにni さからってsakaratte
このkono愛aiひとつhitotsu つらぬくとtsuranukuto
若wakaいi娘musumeがga きついkitsui目meでde
俺oreをにらんだwoniranda ことがあるkotogaaru
息ikiせききってsekikitte 駆kaけてkete来kiてte
このままkonomama連tsuれてrete 逃niげてよとgeteyoto
重omoいi鞄kabanをwo さしsashi出daしてshite
わたしあなたのものとwatashianatanomonoto言iうu
くちべにつけてkuchibenitsukete 爪tsumeをwo塗nuりri
女onnaのno匂nioいi 少sukoしつけshitsuke
急kyuuにni大人otonaのふりをしてnofuriwoshite
なのにnanoni涙namidaをwo流nagaしてるshiteru
いつしかitsushika宵yoiはha 夜yoruになりninari
月tsuki見miるru花hanaもmo 影kageになりninari
俺oreはこのhakono娘musumeのno一生issyouをwo
抱daいてite歩aruくとkuto手teをつなぐwotsunagu