海道かいどう名物めいぶつ 数かずあれど
三河みかわ音頭おんどに 打うち太鼓だいこ
ちょいと太田おおたの 仁吉にきちどん
後うしろ姿すがたの 粋いきなこと
吉良きらの港みなとは おぼろ月づき
泣なけば乱みだれる 黒髪くろかみの
赤あかいてがらも 痛いたましや
お菊きく十八じゅうはち 恋女房こいにょうぼう
引ひくに引ひかれぬ 意地いじの道みち
止とめて呉くれるな 名ながすたる
いやな渡世とせいの 一本刀いっぽんがたな
辛つらい別わかれを なぜ切きらぬ
嫁よめと呼よばれて 未まだ三月みつき
ほんに儚はかない 夢ゆめのあと
行いかせともなや 荒神こうじん山やまへ
行いけば血ちの雨あめ 涙雨なみだあめ
海道kaidou名物meibutsu 数kazuあれどaredo
三河mikawa音頭ondoにni 打uちchi太鼓daiko
ちょいとchoito太田ootaのno 仁吉nikichiどんdon
後ushiろro姿sugataのno 粋ikiなことnakoto
吉良kiraのno港minatoはha おぼろoboro月duki
泣naけばkeba乱midaれるreru 黒髪kurokamiのno
赤akaいてがらもitegaramo 痛itaましやmashiya
おo菊kiku十八juuhachi 恋女房koinyoubou
引hiくにkuni引hiかれぬkarenu 意地ijiのno道michi
止toめてmete呉kuれるなreruna 名naがすたるgasutaru
いやなiyana渡世toseiのno 一本刀ippongatana
辛tsuraいi別wakaれをrewo なぜnaze切kiらぬranu
嫁yomeとto呼yoばれてbarete 未maだda三月mitsuki
ほんにhonni儚hakaないnai 夢yumeのあとnoato
行iかせともなやkasetomonaya 荒神koujin山yamaへhe
行iけばkeba血chiのno雨ame 涙雨namidaame